菜の花を求めてアシブトハナアブがやってきました。体長は1cmあまり。オスです。 腹部の先がズボッと切れたようなかたちの上,胸部近くに一対ある三角の黄紋がくっきりしているので,それとすぐわかります。
警戒心がとても強く,ちょっとでも近づこうなら敏感に察知して逃げます。それで,横の方からほんとうにそっとそっと近寄っていきました。何度も逃げられながら何枚かは撮影に成功。
後脚の腿節は脚力十分といった太さです。貫禄が伝わってきます。それに続く脛節は腿節の曲線にぴったり重なるように湾曲しています。
からだが毛で覆われているため,あちこちに花粉が付着しています。口の辺りは直接オシベの葯に触れるので,花粉が塊りのようになって付いています。
胸部背には,黄色い二筋の縦線が走っています。
このハシブトハナアブ,幼虫期は腐った植物を,成虫期は花粉や蜜を餌にするとか。