春らしい日が続くようになって,ミツバチが活動を始めました。菜の花に,数匹のニホンミツバチが訪れていました。この際せっかくだからホバリングしているミツバチを写そうと思って,何枚か撮ってみました。
カメラ設定は,ISO400,シャッター速度1/2000秒,高速連写としました。花の高さからみて,上から見下ろす構図なら比較的撮り易いので,それに徹して試し撮りをすることにしました。なお,以下の写真はすべてトリミングをしています。
下写真の個体は,今花にとまろうとしています。触覚に付いた花粉,脚の花粉だんごはいかにもミツバチらしい風袋です。
花にとまるすこし前から,早々と赤色の口吻を出して蜜を舐める体勢に入ります。蜜のありかがよくわかっているのでしょう。翅の動きがわかりますが,これだけ速いシャッター速度でも,翅のかたちまではわかりません。余程の速さで動かしていることが理解できます。
カメラを構えていると,タイミングよく被写界に飛び込んできました。花粉だんごが重そうです。
忙しなく動きながら蜜を吸い,蜜を吸いながら忙しなく動き回ります。じっとしているときはちっともありません。どこに行く(来る)か予想がつくようになると,カメラの位置が割合きちんと定められるようになります。
ミツバチが来そうだと予感したとき,だいたいその辺りで待ちます。来ればシャッターを押します。大抵はひどい出来ですが,中にはピントが合った画像が撮れます。ほとんどの場合,複眼がきちんと写っているかがポイントになります。
どんどん動き回るので,上からねらいを定めてどんどん撮っていきます。大部分が削除の対象になると思って,思い切りよく撮っていきます。
あとは画像処理の妙です。