体長1cmほどのごく小さなハチが蕊に取り付いていました。たぶんハナバチの一種でしょう。餌に対する貪欲さが,その格好に表れています。
別の花に移っても,やはり同じ格好です。からだ全体を大きく湾曲させて,蕊を抱え込むようにして。きっと口吻を伸ばして蜜を吸っているのでしょう。からだの大きさと蕊のそれとを比べると,まるで花にすっぽり包まれてその中で暮らしているような雰囲気さえ漂ってきます。
からだを伸ばすと,どこもかも花粉まみれ。
菜の花には蜜がたっぷり。目を凝らしていると,次から次へと昆虫が訪れます。春本番が近づくにつれ,その種類が増えるでしょう。それを期待して待つことにします。