自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ジャガイモの種子,予備的発芽実験の試み(番外編)

2013-11-08 | ジャガイモ

昨日の記事で,「塊茎が茎の途中に何個もできているのを,これまでに畑で見たことがあります」と書きました。ことばだけで終わらせるのは気になります。これに関連する観察例を『番外編』として画像でご紹介しましょう。

どれも,ここ数年内に我が家の畑で撮影したものです。ご覧いただければ,ジャガイモのイモは茎が太ったものだと合点がゆくのではないでしょうか。

地面上の茎からストロンが伸びて先端にイモができています。そのストロンの根元にイモができています。イモの先に葉が付いています。生えていたままの状態で撮影しました。たくさんの葉に隠れて日陰になっていたために,偶然,このようなイモの付き方になったのです。

 

地上茎の途中に,イモがたくさん。イモからは葉が出ています。 

 

茎に直に付いているイモもあります。 

 

ストロンが伸びてイモができます。イモが地表付近にあったために,イモの先から芽が出ています。茎からストロン,つまり別の茎が分枝して,途中に養分を貯めて太ったという感じがしてきます。 

 

上写真とそっくりな例です。さらにその後の成り行きを予感させる写真でもあります。地中で伸びたストロンの先にイモができ,その先がさらに成長を続けて地上高くにまで伸びていったのです。その茎にもストロンができています。おもしろい例です。

 

地上付近でストロンの先が太った例です。イモが地表で露わになっています。日の光が当たっているので,表面が濃い小豆色です。イモから葉が出ています。イモは茎なので葉が出るのは当たり前,という主張にみえます。

 

一つを手にして撮りました。

 

芽がイモのあちこちから出たり,イモがストロンの先にできたり茎にくっ付いてできたり。イモは茎,ストロンも茎,という見方に立つと,ジャガイモの世界が整って見え始めます。