夜のキクを訪れた昆虫を確認している際,思いがけない幼虫と対面できました。ヒラタアブのそれです。このキクで見たのは二度目。
どちらが頭か,どちらが肛門か,定かでないようなかたちをしています。 かたちがなんともふしぎな風で,「こりゃ,いったい何者じゃわい」と思わせる格好なのです。
体長8mm。からだのあちこちには突起が目立ちます。頭は尖り気味。肛門側には,赤茶色っぽい玉のようなものが二つ付いています。
幼虫のお目当ては餌。餌はアブラムシ。キクにはアブラムシがたくさんいますから,棲み心地はいいはずです。
せっかくなので,アブラムシを与えながら飼育観察をしようと思います。できれば,今冬,蛹になるまでを追って,来春羽化するのを見届けたいのですが……。