セイタカアワダチソウには,このほか,いくつかの昆虫が訪れていました。
いちばん目立ったのはツマグロキンバエ。なかには,一房の花に10匹も! なかまをちゃんと認識しているようで,なかまが懸命に吸蜜しているときは自分も同じように,危険を察知したら一斉に飛び上がる,そんな感じです。写真から,のどかな雰囲気が伝わればいいのですが。
ツマグロキンバエが群れているところに,やって来ていたのはツチバチのなかま。からだは剛毛で覆われています。しかし,先客のキンバエたちは恐れることなく,遠慮することなく,ごくふつうの様子。なかよく同居しているって感じです。
遥か上空を,ジェット機が雲を残して消えていきました。
自然は足元に開けています。 ちょっと扉を開けば,思いのほかゆたかに広がっていることが理解できます。観察者のゆとりが,ゆたかさを写しとる鏡になります。