畑のジャガイモを見ていて,おもしろい風景は目にとまりました。地上の節々にジャガイモの塊茎ができているのです。このジャガイモの品種はアンデスレッドなので,当然塊茎は赤色をしています。
春から夏にかけて栽培していた際も,数株,そうした地上イモ・空中イモができたのですが,今回はできる確率としてはそれよりも多めです。季節によってちがいが生じるのかもしれません。
いちばんすごかったのは,地上にも空中にもぼこぼこっとイモができている例です。できかたを見ると,明らかに茎の数の多さに関係あるように思われます。それと,根元あたりが日陰になって地中の環境に近かったのでしょう。
その他にも,節ごとに腋芽が膨らんで空中イモになっている例が見られました。
それらを並べてみると……。
ジャガイモはまったくユニークな植物です。栽培も観察も知的好奇心の的になります。