自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

メスグロヒョウモン,前蛹へ,蛹へ(前)

2016-05-13 | 昆虫

5月11日(水)。朝,植木鉢を見ると,鉢に立てているネット用支柱で前蛹になっていました。びっくり!


「今日中には蛹化するだろう」と思い,ミュージアムに持ち込んでスタッフと観察。しかし,蛹にはならないまま。気温がまだ低めなのが影響していると思われます。


5月12日(木)。
早朝見ても,まだそのまま。ということは,この日のうちに蛹化するということです。その場面を観察できるとはありがたい,ありがたい。


午前中のことでした。蛹化への大変化は突然やって来ました。ちょうどそのとき,ヤマトシジミの孵化を撮影中だったのです。ふと前蛹を見ると,頭部の辺りが割れて,中から蛹が見えかけていました。コンデジで写すしかありません。それも,ヤマトシジミの孵化と重なって,気が気ではありません。次回,そんな状況写真と,その後の経過写真を記事にします。

 


庭のアゲハ

2016-05-13 | アゲハ(ナミアゲハ)

5月8日(日)。

朝のこと。キンカンに木で見かけたアゲハの卵が孵化近くになっていました。薄い殻をとおして,からだがはっきり確認できます。 

 
「これは目が離せないな」と思い,しばらく経ってから見ると,下の方にぽっかり穴が。もう出られるほどの大きさです。

 
見ていると,そのうちにからだを無理に出すような恰好で出始めました。今回は,観察のタイミングのよさに自分ながらハッピーさを感じました。チャンスをよく逃してしまうことを思うと,感謝です。


午後,庭の湿った箇所にアゲハが1頭飛来。舞い降りたら,そのままじっとしています。吸水行動だと思い,カメラを手に近づいて行きました。思ったとおり吸水中でした。これはオスが見せる典型的な動きです。でも,このときは雌雄どちらか,未確認。 

 
間もなく舞い上がって,近くのレモンの木にとまりました。そして,腹部を葉裏にくっ付けるしぐさをしました。今度は産卵行動です。では,この個体はメス? それなら,先ほどはメスが吸水していたってこと? おかしい! 去った後,卵があるかどうかを見てみました。ありました。でも,卵が黄色を帯びていて産付後日が経過しているようにも思えます。この瞬間に,この個体が産んだのかどうかは正確には確認できていません。


こんな感じのアゲハの庭です。主役のアゲハが訪れる季節を迎えました。