自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

メスグロヒョウモン,前蛹へ,蛹へ(後)

2016-05-21 | 昆虫

5月12日(木)。あまりにも突然に始まった蛹化。

午前10時23分。頭部から胸にかけて脱皮が進んでいきます。


10時25分。脱皮が半分終わりました。皮はどんどん上方向に送られていきます。 

 
10時27分。皮が完全に尾端に送られ,個体はなんとかこれを落とそうとくねくねとからだを動かします。 


10時29分。皮が落ちて,からだの向きが180度入れ替わりました。これは垂直な支柱に付いているために,たまたまそうなったのです。 

 
11時16分。脱皮完了後45分が経って,かたちがかなり変わってきました。からだの向きがまた入れ替わっています。

 
10時間後。ずいぶんかたちが整ってきました。このあと,突起はこのチョウ類として特有の金属光沢を見せ始めました。

 

 
次の大変化は羽化。体内では劇的な組織組み換え作業が進んでいきます。大変化の瞬間を見届けられたらサイコーなのですが。