イモ掘りの最中,土手で見かけたのがコバネイナゴ。秋が深まるにつれて動きが鈍くなってきているようです。
おんぶしているイナゴもいました。今から産卵しようというのです。種族を維持しようとする決意のようなものがみなぎっています。
撮影していると,わたしの指にとまりました。それで,前から撮りました。
畑のマメでも見かけました。逃げる気配は微塵もなし。
真正面から見ました。頭というより顔ですね。イナゴらしい表情です。複眼,単眼,顎の配置やら特徴やらがよく伝わってきます。
こうしてみると,イナゴがずいぶん復活しているかに見えそうですが,そんなことはありません。田舎でもわずかなものです。一度失われたら,自然が元の姿を取り戻すのは並大抵ではありません。今流の環境保全,農業のあり方だと,100年経っても無理でしょう。
ツマグロヒョウモンのメスが静かに蜜を吸っていました。大きく湾曲した口吻を見ると,いつも動物らしいいのちを感じとります。翅の縁がかなり傷んでいます。近くいのちを使いきって自然に戻っていきます。
肝心のサツマイモ,期待どおり極上の味です。毎朝,みそ汁に入れています。