自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

太陽,くっきりプロミネンス

2016-11-22 | 日記

11月22日(火)。快晴。

ミュージアムの空に,からっとした秋空が戻って来ました。こういう日は,大型反射望遠鏡をとおして太陽がくっきり見えます。運がよければプロミネンスや黒点も。

さて,今日は久しぶりにプロミネンスが見えました。肉眼でくっきりとした像が確認できました(下写真はコンデジで撮影)。感動ものでした。

 


プロミネンスは紅彩とも呼ばれていて,輪郭から綿状に吹き出しているように見える現象です。太陽表面が6千℃なのに対して,この部分は1万℃。周囲のコロナは100万~200万℃。

 


今日見えたプロミネンスと地球の大きさを比べると,たぶん地球は10個程度にはなるでしょう。

地球から太陽までの距離は光で8分18秒。新幹線なら57年。つまり,今見えている太陽はそれだけ先にあるわけです。望遠鏡は宇宙を覗く道具。たまには純粋に時を忘れて,このすぐれものを友とするのはいいものですよ。いつかお越しください。いつでもお越しください。