11月22日(火)。快晴。
ミュージアムの空に,からっとした秋空が戻って来ました。こういう日は,大型反射望遠鏡をとおして太陽がくっきり見えます。運がよければプロミネンスや黒点も。
さて,今日は久しぶりにプロミネンスが見えました。肉眼でくっきりとした像が確認できました(下写真はコンデジで撮影)。感動ものでした。
プロミネンスは紅彩とも呼ばれていて,輪郭から綿状に吹き出しているように見える現象です。太陽表面が6千℃なのに対して,この部分は1万℃。周囲のコロナは100万~200万℃。
今日見えたプロミネンスと地球の大きさを比べると,たぶん地球は10個程度にはなるでしょう。
地球から太陽までの距離は光で8分18秒。新幹線なら57年。つまり,今見えている太陽はそれだけ先にあるわけです。望遠鏡は宇宙を覗く道具。たまには純粋に時を忘れて,このすぐれものを友とするのはいいものですよ。いつかお越しください。いつでもお越しください。