自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

"魚露目"で見たロウバイ

2023-01-23 | ロウバイ

写真はなにがしかのストーリー性を包み込んでいて初めて,ほ,ほーっと見る人のこころが動くような質に仕上がるのだと思います。自然風景だって例外ではないでしょう。自然風景を題材にしたジャンルは数多くありますが,たとえきれいでも,そのストーリー性がか弱くては見る人のこころが揺り動かないように思うのです。

ロウバイの花もそうです。花だけ撮るのだったら花図鑑と同じです。もちろん,割り切ってそのすがたを収めるのだといい切れば,それはそれでよいのですが,わたしの場合はもうすこしなんとかしたくなるのが常です。やはりおもしろみ,醍醐味というものをわたしなりに表現したいところです。

 

どんなところに咲いている? 周りの様子はどう? 人も環境の一要素。だから写り込んでほしい! ただし,あくまで肖像権を犯さない程度に。

 

晴れた日の影だって,環境を物語っています。落ち葉も環境を構成する重要な要素。

 

ロウバイは公園のたいせつな樹種。ロウバイが人の目を癒し,人がロウバイと同居して「もう咲いているのね」と感嘆します。ずっと下の歩道にも人が。

 

ロウバイの花がどっさり咲く頃は,春がそこに近づいているでしょう。

 

わんさか咲いたロウバイの歩道,そこで匂いを嗅ぎながら散策する人を,主役ロウバイの脇に写し込みたいなあと思っています。