亜種ホントウアカヒゲ♂ やんばるの森
6月3日やんばるの森にて: 2日目の午後、雨も上がり、再び森の奥深くに侵入。縦横無尽に走っている林道を進みます。アカヒゲの声がするあたりで、車を降り、林道を散策します。森には、巨大なシダであるヒカゲヘゴが空を覆っています。ジャングルの中にいるのを実感します。
すると、ヒョイと木に取り付いた鳥いるので、見ると何とノグチゲラ。嬉しいことにケラ類らしく木の幹に取り付いた姿も収めることが出来ました。幼鳥もいたのですが、写真に収めることはできませんでした。
森のあちらこちらで鳴いているアカヒゲ♂ですが、じっくり探すとよく見えるところに出てくることがあります。チャンスとばかり、シャッターを押しまくってカメラに収めます。
コマドリと同様に尾羽を立てたり、広げたりしてくれ大サービスです。
少し場所を移動して、背景が変わります。
さらに森を進むとアカヒゲ♀を発見。声を出さず、それほど目立った動きもしないので、奄美大島同様♂より、撮影には苦労します。でも、なんとかその姿を捉えることができました。やっぱり、メスは、かわいいですね。亜種アカヒゲ♀との違いはよくわかりません。
近くには♂もいて、少し松の木の高いところに我々を見下ろすようなところでした。
そうこうしながら森の中を巡っていきますが、やっぱり、サンコウチョウとアカショウビンは声はすれども姿は見えず。どうやら写真に収めたいなら先島諸島に行くしかないようです。
さて、やんばるの森でのヤンバルクイナの脅威は、ハブだけではなく、車もそうです。交通事故で亡くなることが時に起こるようで、せっかく回復しつつあるのに残念なことですが、対策の一つとして、道路のあちこちにこんな標識が立っています。ドライバーには無用なスピードを控えてほしいものです。
夕方になり、ヤンバルクイナの活動が活発になる頃、とある集落で、その出番を待ちます。車の中で静かに待っているとガイドの宮島さんの狙い通り、ドロシーと名付けられた個体が、藪の中からお出ましです。水浴びに出てくるのだそうです。
そして、ペアの片割れも続いて現れ、2羽で水浴びを始めましたが、それは、次回のその3でアップします。(続く)