ヤンバルクイナ やんばるの森にて
6月3日やんばるの森にて(続き): 2日目の夕刻出てきたヤンバルクイナは、ペアで仲良く水浴びを始めました。
水浴びを始めてしばらくすると水を撥ねるために、羽を広げてくれました。やっぱり短いですが、それなりに揃っているようです。飛べないけれど、羽ばたけば、木登りの助けにはなるのでしょう。
2日間でやんばる3点セットをしっかり写真に収めることができ、うれしい限りです。宿に戻って飲むオリオンビールの美味しいこと。
6月4日やんばるの森〜県中部、南部にて: いよいよやんばる遠征も最終日。朝食前にこれでもか!とヤンバルクイナを見ようとガイドの宮島さんは、ポイントに案内してくださいます。集落に到着すると運転手さんが「アカヒゲ♀!」と言って、車を止めると畑の杭の上にしっかり止まっているではありませんか。車の座席が運良くカメラを向けられる場所だったので、しっかり収めさせていただきました。全身がくっきり見えるので、針金が余計などという贅沢は言わないことにします。
さて、狙いをつけたポイントで待っていると草むらの中から、のっそりとヤンバルクイナが現れてきます。巣があって、雛がいるようで、餌取りに出てきたようです。写真はピンボケになったので、載せていませんが、戻ってきたとき、嘴には陸ガニがしっかり収まっていました。以下の写真は、草の間を歩いているのが、やっぱりクイナっぽくて気に入っています。
もう十分すぎるほどやんばる3点セットを堪能したので、朝食後は、沖縄中部から南部の田園地帯や海岸に移動となり、やんばるの森に別れを告げます。道には、またおいで〜とヤンバルクイナが送ってくれました。
田園地帯では、ツバメチドリがいましたが、飛び去ってしまい、二度とその姿を見せてはくれませんでした。ミフウズラもちらっと見えたようですが、全く目にすることは出来ませんでした。よくいたのは、アマサギで、すっかり夏羽になったその優雅な姿を見せてくれました。
時々飛んでいましたので、飛びにこだわってみました。
リュウキュウツバメも収めました。下尾筒のウロコ模様がよく見えます。
よく見かけたのが、困った害獣マングースです。よく見かけるくらいその数は多いようで、駆除は中南部ではもう無理かもしれないとのこと。やんばるの森に侵入しないようにした対策が功をそうすることを願います。人間に振り回されたマングース自体に罪はないのでしょうが、やっぱりなんか憎ったらしい顔つきです。
木立があったところに小鳥の群れがいて、見るとシマキンパラです。幼鳥が混じった群れです。
大きくするとお腹のウロコ模様が見えます。
水の張った田んぼには、セイタカシギがいました。どこで見ても優雅ですね。
最後に沖縄南端の岬に向かいました。エリグロアジサシとクロサギがいましたが、クロサギは、岩場で営巣して、遠いですが、写真には親鳥の後ろに幼鳥らしきが写っています。
最後の最後に空港近くの三角池でやんばる遠征は終了。池には、セイタカシギやコアジサシぐらいでした。
以上で、やんばるの森紀行は終了です。次回からは、6月14日〜25日に沖縄から一転して遠征した北海道野鳥紀行(大洗、苫小牧、旭川、サロベツ、利尻島、紋別、旭岳)を6回に渡って長々とアップする予定です。