ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

台湾南西部紀行 台中 恵蓀林場編 その2/ヤマムスメ ズグロミゾゴイ アカハラシキチョウ タイワンヤマガラ

2024-09-27 | 台湾
ヤマムスメ 2024年7月2日 台湾 恵蓀林場

台湾3日目午前(続き)セグロコゲラを皮切りに他の鳥たちに目を向けます。何気なく地面にたたずんでいるズグロミゾゴイ(Malayan Night-Heron)。何処でも行動は同じ様です。
ここでもアカハラシキチョウ(White-rumped Shama)がいました。移入種だそうですが、勢力を拡大しているのかな。
カラ類の数は多くない様に思いますが、やっと台湾固有種のタイワンヤマガラ(Chestnut-bellied Tit)に会えました。じっくり見せてはもらえませんでしたが、日本のヤマガラより色は濃く、お腹の栗色が特に濃いですね。ただ、見た目がそんなに変わらないので、興奮度は今ひとつでしたが。それにしてもヤマガラの種類分けは見た目と遺伝子ゲノムは随分違う様で、見かけでは最も違うオーストンヤマガラが亜種で、そんなに見た目は違わないオリイヤマガラが別種になるのもちょっと不思議です。タイワンヤマガラもどちらかというと見かけはアマミヤマガラぐらいかなとも思えて面白いです。 DNAの塩基配列決定技術が革命的に進んで、ゲノムレベルでの遺伝子比較で、種が明確になり、系統進化の道筋もわかって来て興味深いです。
さて、ヤマムスメは子育てのため餌探しで忙しいのか地面に降りたりと動き回っています。テーブルで休憩している方の足元でも気にしていない様子。
洋傘花という看板の花は見当たりませんでした。ネットで調べると赤い小さな花をつける灌木らしいですが、どこにもないですね。実際の花に止まって欲しいところですが、花がらみは難しい。
3羽のヒナも樹上で待っています。短距離なら飛べる様です。
折角の機会ですので、親鳥をしっかり収めさせてもらいました。
たくさん撮らせてもらいましたが、光条件が良くて、バックの抜けた写真らしい写真は中々撮れないもんです。

次回で、恵蓀林場編は最後ですが、たくさん撮れたヤマムスメとセグロコゲラをアップしたいと思います。ご覧いただきありがとう御座います。