ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

冬の道東紀行2021年2月3月 その4 根室編 シマエナガ ミヤマカケス オジロワシ アトリ ウソ ハシブトガラ等

2021-04-20 | 北海道

雨氷とアトリ 3月3日根室市東梅

3月3日知床〜根室:7時からの朝食を摂って根室に向けて出発です。途中の野付半島は今回パスし、直行した根室で探鳥することにしました。知床半島に沿って南下する途中、国後島を背景に流氷が押し寄せて来ていました。
ひょっとしてに期待して風蓮湖の走古丹に寄ってみることにしました。ユキホオジロは影も形もありませんでしたが、キタキツネの死体にやって来たオジロワシ若鳥がいました。
周りの草を見ていただくと氷で覆われています。この景色は別海町辺りからで、樹氷の様に見える木々だけでなくあらゆるものが氷に覆われていました。すごい景色だなと感心しながら根室に入り、まず花咲港に寄ってみました。「今季はコオリガモが少ないよ」と聞いていた通り港内を回ってもどこにもいませんし、他の海鳥も少ない。クロガモやスズガモが少し目につくばかりでしたが、やっと遠くの方にコオリガモを発見。逆光ですが、少し近づいて来るのを待って、なんとか収めることが出来ました。
次に市内の明治公園に行ってみましたが、深い雪に覆われて自由に歩き回ることが出来ません。そして、木々は氷に覆われて実に不思議な世界です。
地元の方もこんな景色は見たことないそうで、およそ40年ぶりぐらいではないかとの事。これは稀な気象現象で”雨氷”というそうで、0°C以下に過冷却された雨が降って、木々などに触れると瞬時に凍ってこの様な景色を見せてくれるそうです。

公園を後にして根室で定宿にしているフィールドイン風露荘に向かう途中の道でアトリとウソをKさんが見つけました。車を降りてカメラを向けると雨氷で覆われた木の種類はわかりませんが、わずかに凍結していない部分の実なのか何かを一生懸命採食していました。お陰で、雨氷とアトリ、ウソのコラボ画像を収めることが出来て嬉しい限りです。枝はツルッツルなので、滑ったり、ホバリングしながら懸命に採餌していました。すべて凍りついて写真としては面白いですが、鳥さんには餌取りが大変だったでしょうね。
ちょうど日没に近い時刻となり、傾いた陽を浴びて、樹々がイルミネーションの様に輝き素敵な景色でした。
こんな時に居合わせて本当にラッキーでした。

3月4日朝 FI風露荘:風露荘の庭の餌台にはひっきりなしに鳥達がやって来るので1日いても飽きません。手作りのパンとジャムとコーヒーの朝食をいただきながら庭の小鳥を見るという至福の時間です。おまけに一昨日の雨氷はまだ溶けずにしっかり残っていますので背景として申し分ありません。
よくやって来る亜種ミヤマカケス、ガラス越しなので、警戒心なくやって来て、本当に間近で収めることが出来ます。
最も来訪数が多いのはやはりハシブトガラでしょうか。
ヒヨドリといえどもこの景色の中ではなかなかではないでしょうか。
アカゲラも映えます。
そして今季は嬉しいことに亜種シマエナガが居着いてくれたとの事で、風露荘さんの庭で初めて見ました。弟子屈の鱒やさんで振られたので、半分諦めていたのですが、ありがたいことです。
珍しくシメもやって来ます。
亜種シロハラゴジュウカラの姿も。
ハシブトガラの正面顔です。
雪の積もったモミ類の木はスズメのお宿となっています。
亜種ミヤマカケスも木の中に。
写真は載せませんでしたが、他にコゲラ、シジュウカラもやって来ました。もっともっと居たいところですが、庭での鳥見にすっかりハマったKさん夫妻を残してハクトウワシを探しに戸外に出動。そこで次回は花咲港、納沙布岬などの鳥さんと一時戻って来たFI風露荘の餌台の様子をアップする予定です。亜種シマエナガをたっぷり載せる予定です。ご覧いただきありがとうございます。



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2 コメント

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北海道の自然 (チョウキチ)
2021-04-23 12:16:49
北海道の自然はすごいですね。圧倒されます。
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北海道の自然 (チョウキチ) (森の下のヒデびたき)
2021-04-24 18:36:47
チョウキチさんコメントありがとうございます。北海道の自然は凄いです。そして風景が素晴らしいので、病みつきになりました。いつの季節に行っても素晴らしいです。
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