ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

冬の道東紀行2021年2月3月 その3 知床編 オオワシ オジロワシ シマフクロウ ハギマシコ オオセグロカモメ

2021-04-16 | 北海道
流氷とオオワシ 3月2日羅臼沖

3月2日:早朝5時にシマフクロウの観察を終えて朝食(宿ではネイチャークルーズの時刻に合わせていただけます)を摂ったのち7時出港のネイチャークルーズに向かいました。低気圧の接近に伴い昨夜からの雪は絶え間なく降っていますが、風は強くなく、幸い欠航はなさそうです。コロナ禍で当然乗船客は少ないのですが、それでも10名程はありました。激減した観光客の影響でネイチャークルーズそのものが無くなっては困りますので、多少でも貢献にはなった事と信じたいですね。さて、予定通り出航しますが、大雪のため視界が悪い!直ぐに港が見えなくなってしまい、船について来るのはオオセグロカモメだけ。直ぐに流氷は見つかりましたが、ワシの姿はない様です。

そこで、一度港に戻ってワシ達にアピール。するとそれが功を奏したのか少ないながらワシ達がやって来ました。オオワシ、オジロワシが餌をめぐって争いますが、数は10羽に及ばないので、ちょっと寂しい。ただ雪が写り込んで、これはこれで雰囲気が出て良いかもと自分を納得させます。オオワシ、オジロワシが餌の魚をかすめていきます。見事な飛行術と間近で見る迫力に圧倒されます。
足が上を向いていてよく見ると逆さ飛行です😲 。見事なものです。
ワシの数が増えないので、港に引き返すと突堤にワシ達がずらりと並んでいます。わかっていて待機しているでしょうね。そこで再び給餌開始、海面でも上手に魚を掻っさらって行きます。
足を突き出して‥‥
見事にキャッチ!
背景が羅臼の家並みになってそれはそれで面白いです。
獲物を奪い合おうとオオワシとオジロワシの空中戦。
今度は船を突堤に接近させて突堤上に給餌しました。我々からは上目線での争奪戦です。これはこれで迫力あります。楽しませようといろいろ考えてくれます。
そんなこんなであっという間にクルーズは終了。いつもながら楽しませてもらいました。自然相手は二度と同じ絵柄に会うことはありませんので、本当に一期一会ですね。
雪は相変わらず降っていますが、幸い風が強くなく、ホワイトアウトの心配は無いということで、野付半島に向かう事にしました。羅臼港の山側に目を向けるとワシのなる木が出来ていました。ここでも待機している様です。
この時期の野付半島は雪が積もって鳥は今ひとつ、ユキホオジロは1月中旬から目撃情報はないとの事、残念。天候も天候ですので、車の中から道の両脇を捜索するとハギマシコが見つかりました。数羽の群れでしたが1羽取り残された様。
食事中のオジロワシがいました。咥えている一部はどうも鳥の嘴みたいに見えるのですが、ウミガラス類かもしれません😢 
天気が天気なので、早々に鷲の宿に引き揚げて暫し休憩。5時からの夕食を終えて、さて今夜のシマフクロウはどうだろうと待っていると、なんと午後6時少し前に早くも登場!ありがたいことです。降る雪が写真で点々になっているのは、シマフクロウを驚かせない様に配慮された瞬間的に点滅する光のせいで、シャッタースピードを80分の1より遅くするとこんな風に写ります。枝上は光が届かないので、露出時間を上げています。
シャッタースピードを戻して着地を狙います。
雪が眉の辺りについているのでしょうか白い冠を被った様。
今夜の初回は直ぐにお持ち帰りです。お腹を空かせた♀のためでしょうか。
すると6分も経たないうちに帰って来ました。
今回は自分で食してご帰還‥‥
かと思うと直ぐに近くの木に止まりました。そこから動かざる事2時間近く。そして飛び出したのですが、生簀に行かず、見えなくなってしまいました。そこで、もう就寝して早朝に起きれたら起きようと考えましたが、流石に午前3時から活動しているせいか熟睡してしまい早朝の来訪は逃してしまいました。

次回は知床から移動した根室編をアップする予定です。通過した低気圧のお陰で根室においては数十年に一度(最近よく聞きますが)の気象現象の雨氷の不思議な景色とそれに絡んだ鳥達を掲載します。ご覧いただきありがとうございます。
ご参考に2019年2月の知床ネイチャークルーズの様子はこちら



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