ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

石垣島/与那国島紀行2019秋 石垣島その2 ズグロチャキンチョウ ムラサキサギ カタグロトビ カンムリワシ アカアシシギ コアオアシシギ ヒバリシギ シロハラクイナ ツメナガセキレイ等

2019-10-12 | 琉球地方

ズグロチャキンチョウ幼鳥 石垣島

10月12日午後 石垣島田園地帯(続き): SeaBeansの野鳥ガイドで田園地帯を巡ります。時間も午後となりましたが、ムラサキサギの飛び立ちを前回載せ忘れていましたので、まずはそれを載せます。羽が大きく、その紫色がなんともいえないです。 
12時過ぎに訪れたのは、カタグロトビのポイント。葉の茂った木立の中に2羽いました。羽繕いなどしながら寛いでいましたが、距離は遠いです。
右の1羽をアップします。
続いて車を走らせていると牧草の上をクロハラアジサシが数羽舞っています。バッタでも狙っているのでしょうか。おおっ!緑バックで飛翔シーンが撮れると喜んで、撮りまくってしまいました。バックの緑と白い羽が綺麗なコントラストを見せてくれます。
牛舎にベニバトがいたとのことで、探しましたが、いるのはキジバトばかり、牛の下に亜種ホオジロハクセキレイがいました。
さらに探索は続き、少し山間の牧草地でしょうか、トラクターが作業しているところに、今回初めて見るカンムリワシがいました。春はそこら中で見かけるのですが、秋はなかなか会えません。
何をしているのかと見ているとトラクターが近づいて来て飛び立つと何とその足には蛇!どうやら毒蛇のサキシマハブのようです。ハブ程ではないにしてもマムシ程度の毒はあるそうです。
すぐ近くに降りて咥えたのを見るとマムシのような模様が見えます。捕まえたのか、死んでいるのを見つけたのかどちらでしょうね。今度は飛んでどこかに持っていってしまいました。
何度か巡っている水田んぼでアカアシシギ がちょっと逆光ですが、近くにいました。本土では珍しいですが、石垣島だとツルシギの方が珍しいそうです。
そうこうしていると小林さんのところに、ズグロチャキンチョウが雀の群れの中にいるとの情報が届き、すぐに駆けつけました。確かにスズメはいましたが、なんとその数は数百羽以上!! えっ、この中から見つけるのという感じでしたが、道端の柵に集団が一寸止まった時、HMさんが、お腹の白いスズメじゃないのがいた!とのことで、諦めず探していると、一団が木に止まりました。小林さんが「いたっ!」と一声、その場所を見るといましたいました。図鑑で見るあの頭黒茶金鳥(ズグロチャキンチョウ)ではありませんでしたが、クチバシの太い特徴を持った第1回冬羽の幼鳥のようです。やっと会えた渡りの迷鳥、嬉しいライファーです。
そんなに近縁ではないですが、なんでスズメに混じっているでしょうね。単独が嫌いなんでしょうか。
背中を見ると特徴的な雨覆羽が見えます。

なんとか珍鳥1種が出てくれたので、小林さんもやれやれだったでしょう。
さて、時刻も午後3時を過ぎガイドもあと僅か、今日初めて訪れる牛舎近くの草地の水たまりに、何種類かのシギがいました。少し日も傾いて、いい感じです。まずはタシギ。
ヒバリシギも何羽かいました。
タカブシギはあちこちで見ます。
草地を見るとシロハラクイナがトコトコと歩いていました。
ツメナガセキレイも数多くいました。まだ黄色が結構残っている個体や、すっかり白くなった個体と何羽もいます。
今回のツアーももはや終了時刻の午後4時ちょっと前。最後に訪ねた苗の植わった田んぼにアオアシシギとコアオアシシギ がいました(10月でも田植えするんですね)。
空港まで送ってもらい記念写真(SeaBeansのアーカイブに載ってます)。RACの午後5時40分の便に乗り込み、一路与那国へ、石垣島ともお別れです。上空から西表島の写真を撮りたかったのですが、雲に覆われて残念賞でした。写真は、石垣島です。
僅か35分の旅で、早くも与那国島に到着。最早夕暮れで、そのままレンタカーで宿に向かいました。飛行機はプロペラ機(ボンバルディア機でしょうか)ですが、スマートでカッコいいいなーと感じます。明日からは、自力で探さねばなりません。がんばるぞー!

次回は、与那国島で出会った鳥たちをアップします。まずはツルクイナ、チゴハヤブサ、ウズラシギ等。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿