徒然なる日々からの歳時記

徒然なるままに日々の歳時・興味を綴っております。

タマネギの島

2006年08月09日 | ちょっといいとこ,いい景色
「土・日と淡路島に行って来る」と祖父に話したら,「タマネギしかないわね」と言われてしまいました。

そう淡路島は,全国でも有数のタマネギの産地,兵庫県は全国3位の収穫量を誇り,そのほとんどが淡路島で生産されている。淡路島産のタマネギは,量だけではなく,質でも評価が高く,甘くて美味しいと評判。今の時期,淡路島の農村部を走っていて,まず,目に付くのが,写真のタマネギ小屋(正式には,吊り小屋というらしい)ガレージぐらい大きさの小屋にみっちりと吊された大きなタマネギは,とっても印象的で,祖父が「タマネギしかないわね」といった気持ちも何となく分かる気がする。

実は,この小屋が淡路島産のタマネギの美味しさの秘密なのだそうだ。

吊り小屋は,もともと収穫したタマネギを一端貯蔵し,価格の動向をにらんで順次出荷するために造られたものなのが,その貯蔵の間にタマネギに含まれる酸の結合が進み,糖分が増えるそうなのだ。

最近では,吊り下ろし作業が重労働であることなどを理由に,集荷場等での人工乾燥も増えつつあり,少しずつ姿を消しつつあるという。

個人的には,形態だけではなく機能にも裏打ちされた広告塔として,是非,残していって欲しいと願う。

→ 淡路島のタマネギ、甘みの秘密は「吊り小屋」貯蔵(asahi.com:2006年8月3日)

→ 思わず直売所で購入してしまいました(^^)

→ 美味しく頂きました(^^)
コメント (5)
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