徒然なる日々からの歳時記

徒然なるままに日々の歳時・興味を綴っております。

伏線

2008年03月16日 | 本と音楽の話題
伏線(ふくせん):小説・戯曲などで,のちの展開に必要な事柄をそれとなく呈示しておくこと【大辞林】

引き続き小説にハマリ中。幸せだと思う瞬間をいくつかあげろ!と言われると,たぶん一つは「先を読みたくて仕方がない小説を鞄に忍ばせ一日を過ごすこと」と答える。漫画やテレビドラマにはない何とも言えない高揚感があるように感じる。

さておき伏線である。自分が好むたぐいの小説につきもので,ミステリー小説などは膨大な伏線が展開に従って解き明かされていくものである。以前に日常のミステリーが好きだと言ったこともあるが,それもようするに伏線である。

それとなくだったり,しっかりとだったり,張られてきた伏線が,物語の後半でまるで完成間近のパズルのように,すごい勢いで気持ち良くハマっていく。いやはや脱帽です。

万城目さんの小説は,先に紹介した1冊と以下の2冊で読破。現在,京都,奈良に続く大阪を舞台にした長編が連載中だというので,それを待とう思います。

→ 万城目学『鴨川ホルモー』産業編集センター

→ 万城目学『ホルモー六景』角川書店
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする