徒然なる日々からの歳時記

徒然なるままに日々の歳時・興味を綴っております。

ハイブリッドカー乗り始め

2009年07月21日 | その他の記事
パルサーセリエ君のお別れの記事を書いたのは,当然,新しい相棒の紹介のための前振りだった訳で・・・,七夕の前日に納車しました。新たな相棒はホンダのインサイト,何かと話題のハイブリッドカーです。

減税だの,燃費だのいろいろ理由はあるのですが,決め手は「ハイブリッドカーに乗ってみたかった」ということでしょうか。

実は,ハイブリッドカーについては,学部生の頃,プリウスが発売した際にTHS(TOYOTA HYBRID SYSTEM)について,サークルで一度調べたことがあって,その頃から一度は・・・という思いはあった感じで・・・。

→ GDIの次はTHS?~ハイブリッドカーを考える~ Seminar leaf 環 5号より(pdf)

では,何故,プリウス選手ではなくインサイト君なのかなのですが,ミーハーだけど一番は嫌!とか,一人で乗るにはプリウスは大き過ぎるとか色々あるのですが,少しもっともらしい理屈を述べるとすれば,ハイブリッドカーの抱える問題点を考えるとホンダのシステムIMA(Integrated Motor Assist System)の方が正しい答えに近いのでは?と思ったからです。

上記の記事でも書いているのですが,ハイブリッドカーの一番の問題点は,2台分の動力システムを有しているということ(コストがかさみ,重量が増え,システムが複雑になる)。

何かと比較されるプリウス選手とインサイト君,実は同じハイブリッドカーでも,登載しているハイブリッドシステムは大きく異なります。プリウスのシステムTHSは,スプリット(分割)方式と呼ばれるエンジンと2つのモーター(発電機)を複雑に制御する方式,インサイトのシステムIMAは,パラレル(並列)方式と呼ばれるエンジンとモーターが並列して動力を伝える方式。THSがエンジンとモーターの良いところをそれぞれフルに発揮させるシステムであるのに対して,IMAは,エンジンが苦手な部分をモーターがアシストするシステム。システムの違いを示す一番分かりやすい諸元の違いは,モーターの最大出力,プリウスが60kwに対して,インサイトは10kw,歴然とした差があります。この差は,燃費性能やモーターのみでの走行が出来るかどうか等に現れています。

インサイトユーザーの私からみても,トヨタのハイブリッド技術はずば抜けており,懸案だったコスト面やシステムの信頼性の面も見事に克服しています。技術とそれを組み入れた装備のお買い得感から言えば,プリウスの圧勝という感じです。

でも,プリウスが答えじゃないような気がするのは,「技術」だけでは物事は解決しないということと,鋭利に尖り過ぎた部分には必ず落とし穴があるということでしょうか。もちろんインサイトも答えではないのですが,省エネの考え方に通じるドライバーに省燃費の運転を心がけてもらうための仕組みや,必要最低限の新技術で既存の技術をアシストするという仕組みは共感を覚えます。

さてさて,肝心の実用燃費ですが,これまで400kmぐらい走って,平均20km/Lぐらい,さずがにカタログの通りには行きませんが,パルサーセリエ君の倍はビックリな数字です。エンジンが十分に暖まっていない時間帯や低速走行と停止を繰り返すような行程は苦手で,35kmから70kmぐらいの定速運転では驚くほど燃費が延びます。走りの方も決して燃費重視の平板なものではなく,キビキビと小気味よく走ってくれてなかなか楽しいです。

エコドライブのテクニックを身につけて,もう少し上の平均燃費を目指したいものです(^^)
コメント
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