徒然なる日々からの歳時記

徒然なるままに日々の歳時・興味を綴っております。

庭園都市「江戸」朝顔市

2012年07月11日 | ちょっといいとこ,いい景色
週末,両日とも都内で用事,少し時間があった日曜日に入谷の朝顔市を訪れてきました。

久しぶりではあったのですが,入谷の朝顔市を訪ねるのは実は3回目。昨年は震災の影響で自粛したため2年ぶりの開催。歩行者天国になる前の時間帯だったせいもあって,朝顔市が並ぶ歩道は凄い人混みでした。

「庭園都市」と呼ばれた江戸で栄えた園芸文化の名残の一つがこの朝顔市。入谷周辺は,江戸の末期から御徒町の下級武士たちによって盛んに朝顔栽培が行われていた場所(先に紹介した「変化朝顔」の栽培の主役も彼らのような下級武士)。明治に入り,入谷周辺に集まっていた栽培農家(植木屋)によって「朝顔市」が始まり,明治中期には数十件の農家が軒を連ねるなど最盛期をむかえます。その後,都市化にともない入谷周辺での朝顔の栽培が困難となり,栽培農家(植木屋)が移転・廃業などにより減少,大正2年に一端途絶えたものの,戦後(1948年)に地元の有志によって復活,現在に至ります。

後に用事があったのと,今年もベランダで2鉢朝顔を育てていることもあって,朝顔は購入しませんでしたが,入谷鬼子母神(真源寺)で朝顔のお守りを購入しました。

→ 入谷朝顔まつり(朝顔市)
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