久しぶりに「藍」の話。今年は「藍」をディープに掘っていく予定です。
さて,藍のことは以前にもこの記事とかで紹介しましたが,実はキク科とかバラ科のように,アイ科の植物はありません。上記の記事で紹介したタデアイもアイ科ではなくタデ科の植物です。では「藍」とは何でしょうか?
視野を広げて,日本,世界を見渡してみると,「藍」と呼ばれる植物は,タデアイ以外にも数多く存在しています。例えば,沖縄には琉球藍と呼ばれるキツネノマゴ科(シソの仲間)の植物があります。インド・東南アジアにはインド藍と呼ばれるマメ科の植物があります。ヨーロッパにもウォードというアブラナ科の「藍」があります。
それぞれ違った科の植物が「藍」として括られるのは,これらの植物が共通した特徴を持つからです。「藍」と呼ばれる植物は皆,インディカンという有機化合物を含んでいます。このインディカン,インドキシルを経て,インディゴ(藍を呈する染料)となります。
平たく言えば,藍染めに利用されてきた植物たちが「藍」と呼ばれている訳です。
とはいえ,違った地域の全く違う植物から同じ染料が得られ,各々の地域で「藍」を使った染めの技術が生まれたことは何とも不思議です。
さて,藍のことは以前にもこの記事とかで紹介しましたが,実はキク科とかバラ科のように,アイ科の植物はありません。上記の記事で紹介したタデアイもアイ科ではなくタデ科の植物です。では「藍」とは何でしょうか?
視野を広げて,日本,世界を見渡してみると,「藍」と呼ばれる植物は,タデアイ以外にも数多く存在しています。例えば,沖縄には琉球藍と呼ばれるキツネノマゴ科(シソの仲間)の植物があります。インド・東南アジアにはインド藍と呼ばれるマメ科の植物があります。ヨーロッパにもウォードというアブラナ科の「藍」があります。
それぞれ違った科の植物が「藍」として括られるのは,これらの植物が共通した特徴を持つからです。「藍」と呼ばれる植物は皆,インディカンという有機化合物を含んでいます。このインディカン,インドキシルを経て,インディゴ(藍を呈する染料)となります。
平たく言えば,藍染めに利用されてきた植物たちが「藍」と呼ばれている訳です。
とはいえ,違った地域の全く違う植物から同じ染料が得られ,各々の地域で「藍」を使った染めの技術が生まれたことは何とも不思議です。