徒然なる日々からの歳時記

徒然なるままに日々の歳時・興味を綴っております。

美瑛の空

2005年09月15日 | ちょっといいとこ,いい景色
出張で北海道へ。丘陵地に広がる畑地の景観で有名な美瑛町まで足を伸ばして来ました。前日までは冷たい雨が結構激しく降っていたのですが…,ご覧の通りの快晴。

波状に連なる丘に広がる畑地を中心とした農地(あまり知られていませんが,水田もあります)に,輪作体系のもと植えられた様々な農作物がおりなすパッチワーク,丘の稜線部に設けられたカラマツなどの防風林,農地の所有界を示すために植えられたモミ,ポプラなどの樹木は,広い北海道ならでは,特別な農村景観といった印象を受ける。

一方で,きつい傾斜を有する農地は,土壌侵食等の影響を受けやすく,作業の効率も良くないため,対策が求められている。また,国内の他の中山間地域同様,後継者の不在にともなう,労働力不足も深刻な問題となっている。

美瑛の農村景観を維持していく上では,今後も農業が続けられていく必要がある。労働力不足などの,現在,美瑛町が抱える問題を考えれば,丘を切り盛りして,耕地の均平化していくなど,土地の生産性向上を図る対策を進めていく必要がある。しかし,それは,一方でこれまで形作られてきた美瑛の景観そのものを崩していくことにも繋がる。

第3の道はないのか?折り合いは何処にあるのか?
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