十年以上前,大学生の頃に通った奈良県生駒市高山地区。当時、最上流にある溜池へ調査に通っていて,竹が多いなぁ~ぐらいで,ほぼスルーだったのですが,高山地区は,日本で生産される茶筌の約9割(現在は100%)を生産する地域らしいことを最近知りました。その歴史は室町時代,わび茶を完成させた村田珠光まで遡るというから,かなりディープ。人や技の面が中心ではあるものの,雪はほとんど降らないが,冬場はぐっと冷え込む内陸の気候,京都・大阪・奈良がほぼ等距離という恵まれた立地など,ここでないと駄目だった理由もしっかり。
写真は,茶筌作り体験(最後の上編(うわあみ)という糸で根元をしっかりさせる工程だけですが)の途中の図。
→ 高山地区は,茶筌や茶道具だけではなく,竹製の編み針も有名だとか,品質が良く世界各地に輸出しているとか。
写真は,茶筌作り体験(最後の上編(うわあみ)という糸で根元をしっかりさせる工程だけですが)の途中の図。
→ 高山地区は,茶筌や茶道具だけではなく,竹製の編み針も有名だとか,品質が良く世界各地に輸出しているとか。
茶筌づくり、またまた渋いですね。
熟練の職人の手に見えます。こういう編むような作業も楽しいですよね。作務衣に草履など履いて・・・お似合いです。
茶道ですか・・,興味は増しましたが,まだまだ(笑)