
再び,色の話
この色,何色だと思いますか?答えは鼠色。
「桜鼠(さくらねず)」といいます。
何とも微妙な色合いで「何色でしょうか?」と問われても答えに窮する感じの色です。ただ,言われてみれば,桜色と鼠色を混ぜ合わせたような気もします。
こんな微妙な色が流行ったのが,江戸時代(明治時代にも流行った)。ちなみにこの桜鼠は明治24年と30年に大流行したそうです。「今年はオレンジが流行ります」とか,騒いでいる現代と比べると,何とも渋い流行色。こうした渋い鼠色や茶色が江戸時代には沢山沢山作り出され「四十八茶・百鼠」と呼ばれた。
やっと庶民の関心にも届くところとなった‘色を楽しむ’という行為を,江戸幕府が奢侈禁止令(庶民の贅沢を禁止した法令)により禁じた(赤や紫などの鮮やかな色を使うことを禁じた)ことへの反発からだというが,限られた鼠色,茶色の中で色を楽しみ,そこに粋を見出した江戸の庶民の感性と心意気には感服です。
追記:
そういえば,我が愛車のインサイト君も鼠色。ポリッシュドメタル・メタリックなんて舶来のお洒落気な名前が付いていますが,今日から先輩の命名に従って改名・・・「溝鼠(とぶねず)」(笑)
この色,何色だと思いますか?答えは鼠色。
「桜鼠(さくらねず)」といいます。
何とも微妙な色合いで「何色でしょうか?」と問われても答えに窮する感じの色です。ただ,言われてみれば,桜色と鼠色を混ぜ合わせたような気もします。
こんな微妙な色が流行ったのが,江戸時代(明治時代にも流行った)。ちなみにこの桜鼠は明治24年と30年に大流行したそうです。「今年はオレンジが流行ります」とか,騒いでいる現代と比べると,何とも渋い流行色。こうした渋い鼠色や茶色が江戸時代には沢山沢山作り出され「四十八茶・百鼠」と呼ばれた。
やっと庶民の関心にも届くところとなった‘色を楽しむ’という行為を,江戸幕府が奢侈禁止令(庶民の贅沢を禁止した法令)により禁じた(赤や紫などの鮮やかな色を使うことを禁じた)ことへの反発からだというが,限られた鼠色,茶色の中で色を楽しみ,そこに粋を見出した江戸の庶民の感性と心意気には感服です。
追記:
そういえば,我が愛車のインサイト君も鼠色。ポリッシュドメタル・メタリックなんて舶来のお洒落気な名前が付いていますが,今日から先輩の命名に従って改名・・・「溝鼠(とぶねず)」(笑)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます