やっと、実家の売却が完了しました。
売却の手続きに取り掛かったのは、昨年秋のことでした。 仲介に出したのですが、何度か価格の調整をしたり、やっと売却先が決まったと思ったら、今度は隣家と境界線でモメ(世間の「よくある話」というのが、本当に”よくある話”なのだと実感しました)、更には「登記が間違っていた」だのモロモロあって、やっと今日、引き渡しとなりました。
父の付添人で訪れたのは、大手都市銀行の支店の一室。 集まったのは、こちら側の不動産仲介担当者、購入側の不動産屋さん(+こちらの会社のエライ人)、そちらの仲介担当者、司法書士さん(+見習いさん)、更に、もうひとり。 (我が家の跡地に新しく家を建てて分譲するために、揉めていない方の隣家の土地の一部を買い取って、我が家の敷地にくっつけるのだとか...。そちらの持ち主の方) 狭い会議室が満員御礼です。 何通かの書類に父が署名して私がハンコ押し。 それぞれの方が、それぞれの書類に署名・捺印してあとは、ず~~~~~~っと待ちの時間。 何を待っていたかというと、それは 「銀行さんがお金を持ってきてくれる」のをです。 我が家の売却代金は振り込みにして貰いました。 その他、仲介手数料や登記の手数料は現金ですし、土地の一部を売却するお隣さんも 「現金で持ち帰る」とのこと。 (まぁ一部なので、何千万とかではないですけれど) 買い主さんが、その現金をこちらの銀行で下ろす手続きをして、銀行の方が現金を持って部屋に現れるのをひたすら皆で待っていました。 (何で銀行は、預けるときより引き出すときの方が時間がかかるのでしょう...) 30分以上待たされて、やっと、銀行員さんがやってきました。
と、そこで、あれ?... 我が家は「振り込み」をお願いしましたが、気づいてみれば、振込先は今居る銀行の別の支店。 「振り込み手数料は、別途、現金でお願いします」 と言われ、525円を払ったのですが、考えてみたら、この部屋で現金を貰って、そのまま同じ店内のカウンターで入金したら振り込み手数料は要らなかった.....??? 今まで、千万単位の現金を見たことが無いので、う~~~ん、貴重な経験を逃したかもしれません。 (どちらにしても、自分の口座に入るわけでは無いですけれど)
鍵も引き渡し、これでやっと全て終わりました。 「やれやれ」と思う反面、「いよいよ」という寂しさもあります。 建物はお盆明けから解体に入るそうです。