ひょんなことから、高校時代の先生方の集まりに、飛び入り参加してしまいました。
名目上は社会科担当のO先生の喜寿の御祝い。
在学中、O先生の授業は受けたことがありますが、担任でもクラブ活動の顧問でもなく、単なる「教科の担当教諭」のひとりでした。
にもかかわらず、なぜだかウマが合って(恩師に対して失礼!)自習時間などに、よく社会科準備室に入り浸っていました。
(そうそう、お茶とかお菓子とか、よくゴチソウになっていましたっけ...コレ、時効ですよね)
最後にお会いしたのは、かれこれウン十年前。
先生が「就職指導主事」をなさっていて、私が勤めていた会社のセミナーに来て下さったときでした。
(その時は「社長命令」で、銀座でご接待いたしました!)
その時の接待のおかげか(?)、今回、当時の先生方が集まってO先生の御祝い会を開く場にお声を掛けて頂きました。
集まったのは、私も含めて12名。(ちなみに”生徒”は私だけ...)
実際に授業を受けたことがある先生、同じ時期に在籍していて、お顔とお名前だけは存じ上げている先生、私とは在籍期間が全く合っていない先生、様々でしたが、どの先生とも当時の母校の話で盛り上がり、とても楽しいひとときを過ごすことが出来ました。
当時から、中堅・ベテランの先生方が多かったので、既にほとんどの方が定年を迎えられていらっしゃいました。
見た目は、かなり年季が入っていらっしゃいますが(失礼!)、皆さん、趣味や、地域活動、ボランティア活動などで御元気にご活躍されているとのことでした。
社会科担当の先生が多く、折しも高校の履修単位問題がクローズアップされている中、当時の社会科の授業の思い出なども話題に出て、「あの頃には、そんなことは考えもしなかった」と仰っていました。
恩師の命により(?)、酒の肴に持参を命じられた当時の成績表や学校新聞なども拡げて
「なんだ社会科はまあまあだけど、英語と数学は苦手だったのか...」と言われながら、先生方と差しつ差されつすることなど、成績表を貰った時点では予想もつかないことでした。
とりあえず、一番若い身としては、通訳(お耳も遠くなられた先生もいらして...)兼代読係(出席できない方の御祝いメールなど)兼お世話係として
「次回の集まりにも、必ず生徒代表として参加してくださいよ!!」と校長先生から直に言われて(でも、この先生は、私が卒業してからいらした先生です)、
「ハイ!!」と、高校生のように(いや、高校生よりも明るく」)答える自分は、すっかり”生徒”に戻っていました。
あらためて、自分には”恩師”と呼べる先生が数多くいることの幸せを感じつつ、先生方が皆さん、いつまでも御元気でご活躍くださいますようにと、主役のO先生を御自宅までお送りしながら祈りました。
ささやかな御祝いとしてお花をプレゼントしました