一枚残ってしまった「青春18きっぷ消化の旅」に行って来ました。
消化試合(試合じゃあありませんけど)とはいえ、行くと決めたなら「全力投球」です(?)
この夏、ちょっと頑張ったかなあ~、と、勝手に思い込んだ自分へのご褒美として、私が”日本で一番好きな場所”へ行くことにしました。
とはいえ、青春18きっぷで行ける所という前提条件がありますので、その範囲内ですが、その中にギリギリ入っているのが、私が日本で一番好きな場所「黒部ダム」
時刻表を調べてみたら、ダムまででしたら、なんとか「タッチ」(?)して帰って来られそうです。
と、いうことで、始発電車で出発です。
今回のスタートは東飯能。
早朝のせいか、事務所の奥でぼーっとしていた駅員さんを呼んで、最後の一ワクにスタンプを押してもらいました。
(いよいよ旅のスタートです!)
八高線で八王子へ。
ここから、一気に「松本行き」に乗ります。松本までは約4時間。(普通列車四時間乗車は初めてかも?)
早起きだったので、ほとんどうつらうつらでしたが11時前には松本に着きました。
大糸線乗り継ぎまでは一時間ほどありますので、改札を出て、駅近辺を散策しました。
ちょうど今「サイトウ記念フェスティバル」が開催中です。(小澤小澤征治さんが復活のタクトを振ったとニュースが流れていましたっけ)
左:松本駅のコンコースからの眺め(ガラスが写り込んでしまいました) 右:しかし、気温は「33度」
発車時刻になりました。
いよいよ大好きな「大糸線」の旅が始まります。
(日本の鉄道路線の中で一番好きかも...)
大糸線が好きな理由は「ずっと北アルプスに沿って走るから」です。
アルプスの山々を眺めているのは飽きないのですが、前方を見ると目的地のあたりの山は雲に隠れています。
いくら「ダムにタッチするだけ」といっても、お天気が今イチでは・・・。
そこで目的地を急きょ変更。
信濃松川という駅で降りて「いわさきちひろ美術館」に行くことにしました。
子供の頃から、いわさきちひろの絵が好きでした。
東京にある「いわさきちひろ美術館」には何度か行ったことがありますが、たぶん最後に行ったのは、高校卒業すぐの頃(一緒に行ったのは.....注・モチロンでんかではありません!)
それからずっと、絵を見かけることはあっても、じっくり見ることはなかったちひろの絵を、久しぶりにゆっくりと鑑賞することができました。
左)美術館のエントランス 中)入場チケット 右)喫茶スペースで(良くある構図になってしまいました)
駅まで戻ると、まだ時間的に余裕がありますので、当初の目的地の入口、信濃大町まで行ってみることにしました。
信濃松川からは15分ほど。
駅に着くと、行きたかった黒部ダム方面はどんよりした雲の中。
(やっぱり今日は縁がなかったんですね)
この場所にはもう一つ目的がありました。
前回ここを訪れた時(8年くらい前?)に駅近くのお店で、1匹のウサギさんと会いました。
(菜っぱ君という名前でした)
その子に会ったことが、我が家に「あずき」が来るきっかけになりました。
その時に確か2.3歳だったので、たぶんもうお月様に帰ってしまっただろうとは思っていましたけれど、一応お店があった場所に行ってみると、お店の名前と業態が変わっていました。
ただ、当時、菜っぱ君が遊んでいたテラスは残っていました。(菜っぱ君、どこへいっちゃったのかしら・・・)
左)大町駅からのアルプス(蓮華岳も鹿島槍も何も見えませ~ん) 中)大町ぐるめ?「黒豚ドック(中身は餃子?) 右)ご当地ビール
となれば今日の信濃大町はココまで!次の上りで帰路につきました。
帰りは、乗り継ぎの時間もほとんど余裕はなく、サクサクと列車が接続します。
信濃大町→松本→大月
あまりにサクサクしすぎて食事をする時間がありません!
(そういえば、今日はちゃんとした食事をしたのは、午前四時におにぎりを食べたのが最後?)
「このまま家までガマンか」と覚悟したのですが、甲府駅で特急と待ち合わせで時間があるというので、これはチャンス?
列車を降りて売店で駅弁を買いました。
ネーミングは「・・・まぁいっか」と思わせるモノでしたが、味は素朴で美味しかったです。
そのまま八王子から八高線に乗り、出発地の東飯能まで戻りました。
597.4キロの列車旅。
涼しいはずの信州にも、今年の猛暑はまだ居座っています。
列車の中は冷房が入っているので快適でしたけれど、長い乗車時間にどうやらカゼをひいてしまったようです。
左・中)稲穂も黄金色で収穫間近。リンゴも色づいて、信州はもう「秋」(のはずですが...炎天下でないのが幸いでしたが、北安曇野をハイキングしてしまいました。
右)信濃松川の駅(「いかにも」っぽいでしょ?)