でんかの母上様の付き添いで病院に行きました。
今、母上様は2つの病院の3つの科に通院しています。
今日は2科受診している病院の、1つの科です。
担当の先生は、とてもよく診てくださいますし、話も聞いてくださいます。
説明も分かりやすくて丁寧なのですが、同じ病院の他の科の診断(治療)には、やはり遠慮があるのか「触らぬ神に...」というカンジです。
こちらの病院は「患者一人一カルテ」なので、他の科のカルテもページをめくればすぐに見ることができます。
レントゲンの写真や検査の結果もパソコンで検索可能です。
にもかかわらず、
「〇〇先生が、こう仰っていて...」
とか、薬の処方でも
「似たような薬が〇〇科から出ていますが...」
と聞いて、初めて他の科のカルテを確認します。
今回、こちらの先生の診察では、
「降圧剤を少し弱くしても良いのでは?下がりすぎるのも問題なので」
と仰ったのですが、
「これは、あくまで私の意見なので、気になるようでしたら、お薬を処方された〇〇先生に聞いてみてください」
と。
患者としては、
「先生からメモ書きでも良いのでカルテに貼り付けて申し送りしてくれても良いのに...」
と思うのですが、そうはいかないようです。
総合病院は、いろいろな科を一度に受診できるメリットはありますが、それに安心していてはいけないのですね。
確かに大勢の患者さんを抱えているので、短い診療時間の間に他のカルテまで目を通すのは難しいのでしょう。
「専門的なことは分からないから」
と「お任せ」にしないで、自分で治療やお薬の内容をきちんと理解して、情報提供をすることは、診断・治療の手助けにもなります。
ただ、具合が悪い人がそこまで考えられるかというのもあります。
そう考えると「付き添い」も、「移動の介助」だけではなく、患者以上に患者のことをわかっていないといけないのだと思います。
(責任重大)