父の口座がある証券会社に手続きに行って来ました。
証券会社の資産といっても「株券」ではないので、現物で移管するわけにはいかず、手続き上は、同じ証券会社に口座を作り、そこへ移管してからではないと清算はできないそうです。
母が口座を作るのはいやだと言うので、とりあえず、私の口座を作り、移管後に清算することにしました。
父が亡くなった直後から、資料等は送られて来ているのですが、この証券会社がなかなかのクセモノ(?)です。
はじめに送られて来た「相続の手続き」には、事細かに書類の書き方が書かれていて、白紙の用紙も同封されていたのですけれど、
「まずは「残高確認書」のご請求を御願いします」
という残高確認書の「請求用紙」が入っていません!
(その他の必要な用紙は入っていたのに...)
これを電話で請求し、送られて来た用紙に記入して送り返したら、今度は
「記入内容が不足しています」
と送り返されました。
(最初に送られて来た用紙には、記入する内容が鉛筆書きしてありました。
その通りに記入したというのに!!
この時点で、かなりアタマに来ているワタシ)
こちらの会社の
「ご遺族様のサポートはこちらで承ります」
という先は名古屋です。
連絡先はフリーダイヤルではありません。
私が連絡した時は、たまたま担当者が電話中とのことで「折り返し」になりましたが、そうでなかったら電話代はこちら持ち?
(大得意様でしたら、そんなことは気にしないのでしょうが、こちらは「庶民」なので...)
サポート部(?)の担当者との話の中で
「当社の営業所でしたら、どちらで口座を開いていただいても構いません」
と言っていたので、我が家から一番近い営業所やターミナルの池袋・新宿あたりの営業所を確認していたら
「もし、これらのどちらかへいらっしゃる場合は、事前にご連絡ください。
他の支店の顧客データを見ることができないので、お約束の日時までに、そちらの支店に資料を送りますので」
(この「オンライン時代」に、それって???)
「また、そのようにして準備した場合でも、何かの確認事項が生じた場合は、その場での手続きができなくなります。
それを考えますと、お父様のお取引があった支店にいらっしゃるのが確実かと...」
(そういうことでしたら、最初からハッキリと言ってください!!)
この日の電話で、必要な書類の用紙が間違って送られて来たことも判明し、
「では、この用紙は、当日いただいて、その場で記入すればよろしいですね」
「ハイ」
(近頃では珍しい程のグダグダです)
そんなこんなで訪れた某証券会社の支店(おそらく都内で一番大きいのでは?)
受付で名乗ると、個室へ案内されました。
暫く待つと現れたのは、「営業サポート」の女性。
「このたびは...」
の挨拶のあと、早速、モロモロの手続きに入ることに。
謄本その他の確認や書類記入をしていると、部屋に入ってきた一人の男性。
「私、お父様の担当をしておりました〇〇です。
生前、お父様にはたいへんお世話になりました。」
「こちらこそお世話になりました」
と挨拶しつつ、まじまじと人物観察。
母テキには、
「父をだましていろいろな商品に乗り換えさせ、その都度、大損をさせた張本人」
(投資ですから、あくまで「自己責任」ではありますが、実際問題として、元の1/5くらいになってしまったのも事実ではあります)
「今後のご方針としては?」
と聞かれたので
「とりあえず、作った口座に移したら、すぐに精算する予定です」
と答えると
「今は時期が悪いので、少し様子を見ていただいた方がよろしいかと」
出ました!!
なんと定番なセールストーク!?!
「そのあたりのことも考慮した上で、できるだけ早く換金したいと思っています」
「了解しました。
では、移管の手続きに3週間ほどかかりますので、手続きが完了した頃にお電話差し上げます」
(結構ですよ~~~)
営業担当さんは、ひれだけ言うと部屋を出で行き、また事務サポートの女性と手続きの続きを進めました。
先日の名古屋との電話で「間違った用紙が送られているようですので、当日、正しい書類にご記入ください」
と言われた用紙。
指定されたモノに記入して提出。
暫くすると、事務サポートの女性が
「事務方から、こちらの書類(間違って送られて来た方)で間違い無いと言うので、申し訳ありませんが、こちらをご記入いただけませんでしょうか」
・・・・・
こうなったら、もうどちらでも良いので
「両方記入しますから、お好きな方を使ってください!」
と2つとも記入しました。
なんだかんだで1時間強かかり
「手続きが完了しましたら、郵送でご連絡が行きますので」
と。
最後に
「今日、作ったばかりで何ですが、口座の解約の書類も頂けませんか?」
と言って、解約の届け出用紙も貰いました。
あ~~疲れた。
(が、この口座を解約するまで「戦い」(?)は終わりません!)
ちなみに、父の財産は全て母の物ですので、私には1円も入っては来ません。
が、まあ、それも「子供のツトメ」として、粛々と作業を進めるのみです。
(とはいえ、この会社の口座は用が済んだらサッサと解約してやる~~~)