元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

チェーン店の新しいスタイル(怒)

2006年01月03日 | ラーメン総合研究所
400店舗までフランチャイズ展開をした
某有名チェーン店が新しいチェーン展開を始めました。
それはフリーネームシステムです。

今までは各店オーナーは、本部の金太郎飴であり、
本部の完成形どうりのシステム、サービス、味を提供しな
ければいけませんでしたが、この店の新システムは
従来のスタイルと少し違います。

スープの味は各店オーナーが本部工場の200種類から
選び、加工済み具や麺も本部の膨大な種類から選択し、
好みの組み合わせで出店出来るらしいです。

また、内装や外装や店の名前はフランチャイズのオーナー
が自由に出来るらしいです。要するに、世界に1つしか
無いオリジナルの屋号と、オーナーの個性溢れる雰囲気
作りが可能なチェーン店です。

このシステムによりお客さんはチェーン店だとは分からず、
個人店だと錯覚します。多分、そこが狙いだと思います。

店の創りや屋号は他に無くとも、同じ味は他にもある
沢山ある店です。


本部でオーナー研修をし、店の施工・設計は全て本部の委託
業者がし、開店後のオーナーの取引業者は本部1本になって
います。食器も備品もユニホームも食材も厨房機器など
全て本部から購入しないといけない決まりみたいです。

面倒くさがりのオーナーで、購入品をあちこち探し回って
開店準備をしたり、度重なる施工会社との打ち合わせや、
沢山の業者との交渉をしたく無い人なら1本化は嬉しいか
もしれませんが、僕はこの本部の丸儲けシステムを納得してい
るオーナーを理解できません。

しかも、チェーン店の一番の強みは、ネームバリューです。
しかし、このシステムはオーナーが名前を付けるので、無名の
店で始めないといけません。言い換えるならば、本部の
ネーム力を利用せずに、1個人店的な出店になります。

「うちはチェーン店の1つじゃない。俺の店だ」と喜ぶ
オーナーもいるかもしれませんが、このシステムにより
潰れても、マズイ噂が立っても、本部の傷にはならない
本部優位なシステムだとも思えます。店の創りも屋号も
オーナーが好きなように作っているので、客は誰も
チェーン店だと気付きません。だから、この本部が
出店していた店の閉店があったとしても、本部への
悪評は一切流れません。

本部は秘密厳守で、本部のチェーン店である事を
公開せず、チェーン店側も本部との関わりを秘密にして
営業するのです。

開店前の準備から、開店後も100%本部の手の中で営業している
のに、本部との関わりをお客には一切知らせない店とは
ちょっと変です。

見せ掛けだけの個人店で、実際にはチェーン店本部が糸を
引いている店が増えているようです。ラーメン店の核である
味を全て大手業者に任せている、業務用スープを使う店と
似ていますが、それよりも遥かに多くの部分に本部が関わり
すぎです。

今や、チェーン店のネームバリューのみでは集客が困難に
なってきた現状もあるとおもいます。消費者も、何処でも
食べられる店には魅力を感じず、唯一無二な店に興味を
持ち出した流れを着目した新システムなのかもしれません。

でも、このシステムだとお客を騙している、覆面チェーン
店です。個人店を作る以上の出店費をかけて、ニセ個人店
を作るようなら、そんなチェーン店の加盟店なんかにならず
スープやチャーシュー作り等を勉強すべきです。

こんなチェーン店システムは、本部を儲けさせるだけの
システムです。開店後の卸し利益よりも、1店を開店さ
せるだけで、本部は大儲けするんですから。今までの
チェーン店よりも甘い査定で出店させ、開店後は知らん振り
じゃないんでしょうか?普通のチェーン店は、本部の
名前を使わせるので、しっかり経営、調理などを教え込み
本部から定期的に厳しい審査に来ますが、この本部は
開店後はオーナー任せで、注文品を納品するのみみたいです。

まともな経営者なら、こんな本部を信頼すべきでは
無いと思います。僕はこの社長が書かれた本も一応持って
いますが、あんまり良い方とは思えません。

批判的になりましたが、今後もこの本部から個人店の新店と
して次々と出店があると思います。お客さんが個人店、
チェーン店と判断出来ないニセ個人店が増えていく事には
少しながら苛立ちもあります。真面目に仕込みをやっている
店と同じ土俵で勝負をしてほしくないです。

唐津のハンバーガー

2006年01月03日 | 唐津の大衆食名店
僕は近場の食べ歩きが好きだし、このブログの
閲覧者には唐津の方が多いみたいなので唐津の名店を
紹介していきます。

ただ、同業者のラーメン店については何かと問題が
ありそうですので紹介しません。

また、懐石料理や2000円以上するような料理も
控え、皆が気軽に買い食い出来る範囲の店を紹介
していきます。

第1回目なので定番の「唐津ハンバーガー」を紹介
します。
虹ノ松原本店で話題を集め、今は呼子行きの道路の所にも
支店があります。
テレビや雑誌などのマスコミで度々紹介された事もあり、
観光客からも人気があり、虹ノ松原のハンバーガー売り場
には常時沢山の車が止まっています。休日などは、1時間
待ちも覚悟しないといけないかもしれません。

この店はマイクロバスみたいな車を調理場に改造した所
で作っていて、テイクアウトの専門店です。ただ、皆さん
青空の下で食べたり、車内で食べられています。

大手のハンバーガーショップに比べると3倍近く高いけれど、
美味しければ高くても売れる好例です。

パンも鉄板で焼いてあり、パリパリっとして美味しいです。

この唐津バーガーに負けず劣らず美味いのが、元まいづる百貨店
のビル1階にある「あまぐり屋」のハンバーガーです。
この「あまぐり屋」の真横にマクドナルドが以前はあったけれど、
「あまぐり屋」という強敵からかマックが撤退しました。

「唐津ハンバーガー」で長時間待つのが嫌な方には「あまぐり屋」
をお薦めします。「あまぐり屋」では、ソフトクリームや回転焼き
も売れていますが、甘栗が売れているのは見た事が無いです。