元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

エピソード2

2006年01月16日 | 小ネタ
エピソード1が長くなったので、2は短く
まとめます。

これも僕が会社を辞めたくなったきっかけの
出来事です。また、僕が初めて女性から叩かれた
話です。

女先輩が営業部に転属し(元パソコン・オペレータ
だったけれど、営業部への転属を志願したらしい)
工場やオペレーターの仕事は増えまくった。ようするに
業績が向上したのに、人手は増やしていないので、
皆が過密勤務を強いられていた。喜んでいるのは
社長と女先輩のみで、従業員はブチ切れ寸前だった。
その矛先は度々僕に向けられ、工場やオペレータの
クレームが僕に次々ときた。しかし、クレームの
多くは女先輩の営業のやりかたに納得いかないとか、
勤務体制への不満です。新入社員の僕が対応できる
はずも無い。そこで、女先輩へ
社内でクレームが出ている事を伝えた。
女先輩はかなりヒステリックになり、工場や
オペレータらに暴言を散々撒き散らしていた。
女先輩が不在の時にまた僕が社内の人たちから
勤務体制について言われた。

ある日、オペレータ主任の女から「ちょっといい?」
と在庫置き場まで連れていかれた。女は25歳で
ストレスからか吹き出物が沢山あり、いつもスッピン
だけど凄くかわいらしい子だった。在庫置き場は
あまり人の出入りが無く、ちょっといい話かな?と
期待半分で行った。

女「あのババアをどうにかしてよ。もう私達は限界よ。
毎日深夜の1:00、2:00まで働かせて」

僕「僕も・・・あんまりあの人に意見が言えないから・・・」

女「それがいかんとよ。君もババアと同じような営業しよ
るし、仕事が増える一方で体がもたんよ」

僕「現場の状況は、僕から部長とかに伝えていますので、
人員を増やすとかの対策は考えていると思います」

女「気休めはやめて。今の状況がずっとでしょ。
全然増員すていないて」

等と数分話していたら、女オペレータ主任がヒステリー
気味になり、思いっきり平手打ちをされました。
僕は全く無意識に、彼女を本棚に突き飛ばしてしまいました。
彼女は強打し転倒しました。そして、泣き崩れました。

即座に僕は「ごめんなさい。悪気はなかったです」
「大丈夫ですか?」と声をかけましたが、泣きながら
他の従業員がいるオペレータルームへと帰っていきました。

翌日には社内中のニュースになり、僕が無意味に暴行を
働いたようになり、僕の弁解を誰も聞いてくれず、
社内中がオペレータ主任の味方をしていた。僕とオペレータ
の溝は深まり、仕事の依頼中も無視されるようになった。

しかも原因の根源である女先輩までも「サイテイ!女に暴力
を振るうなんて、ゴミブタ野郎」とか言われた。


以上、2つのエピソードが僕の退社の後押しになりました。

今だから笑い話になるような話だけど、当時は悩みました。

エピソード1

2006年01月16日 | 小ネタ
先日「青木さやかが苦手」という題目で、過去の
過酷な勤務を話しましたが、僕が辞表提出の少し
前には2つの事件がありました。多分、第3者から
見れば小さなエピソードでしょうが、僕にとっては
大問題でした。

エピドード1
皆様もご存知の通り僕はハードロックが大好きです。
このエピソードは僕が一番すきなハードロックを仕事
により奪われた話です。毎日、過密な勤務をしながらも
寝ながら聴くハードロックが1日で唯一の楽しみでした。
友人からボン・ジョヴィ来日公演の誘いを受け、社会人に
なってライヴに行っていなかったので行く約束をしました。
通常の深夜までの勤務だと絶対に行けないので、臨時休暇
を頂きたかったが、なかなか言い出せず日にちが迫り、
ライヴの3週間前に部長に休暇の依頼をしました。あっさり
却下され、それからも何度も部長や副社長と交渉し
「考えとこう・・・」と言った生返事で、休んでいい
許しは頂けませんでした。人生初のズル休みをする事にし
ました。ライヴの日の朝に電話で「風邪だから休ませてください」
と言うと事務員が「おだいじに・・・」とあっさり関門を
突破したように思えました。しかし、10分後に部長から
電話があり「おまえ、今日がコンサートだったよな。サボるな
よ。チケットは買っとるっちゃろうもん。行くなとは
言よらんけど、夕方ぐらいまでは仕事をしてからにしろ。」
と、すぐにばれて遅刻出勤をしました。部長と副社長や男の先輩
からはきっちり絞られました。直属の女先輩にも謝罪をし、
「夕方6:00には帰っていいと許可が出ましたので、
今日は申し訳ないですが早退します」(正確には夕方5:00まで
が正規の勤務時間なので早退ではないけど)
と伝えたら、「ふ~~ん」と適当な返答をされた。仕事はきちんと
こなしていましたが、夕方5:00ぐらいからソワソワしてきました。
5:45に取引先から呼び出しの電話がありました。この取引先に
行っていたら6:00に帰れないから、女先輩に代わりに行って
もらうように頼んだら「なんをいいよる。あんたが呼ばれたとやろ。
なんで私があんたの仕事をせないかんと。なめとらん」と罵声を
浴び、男の先輩らにも頼んだけれど、男先輩らはPM7:00から
毎日飲みに行くので断られた。僕が必死に頼んでいる姿を女先輩
が見て「客が待っとるやろうもん。はよ行け」と言われ、行く羽目
になりました。PM6:00はライヴの開場時間であり、チケットを
持った客は会場内に入っている時間です。なんとか開演のPM7:00
までにはライヴ会場に到着しないといけない。友人らには遅れる
連絡をし、ライヴ会場内で会う約束をした。
取引先に行き打ち合わせをし、翌日の朝1納品という事で一安心を
した。当日納品だったら大変だったからだ。会社に帰り、工場に
作る工程を伝えたら、僕はライヴに行けると思っていた。
まだ、この時点でライヴ会場に行っていたら、ライヴが始まっ
て30分しか経っていない。はやる気持ちを抑え、工場に伝え終え、
帰宅の準備をしていると、
女先輩「あんた、今の仕事は納期はいつまで?」
僕「はい。明日の朝1です」
女先輩「じゃ、校正と試し刷り確認は誰がする?」
僕「・・・・お願いできますか?」
女先輩「ふざくんなよ。何で私があんたの仕事をせないかん。
そいに打ち合わせしたあんたしか分からんやろうもん」
僕「でも、ライヴが・・・」
女先輩「はぁ?知るか」

残酷だ。残酷すぎる。
印刷中などは、ずっと女先輩の仕事を手伝い、工場の印刷が
終わり、僕が梱包した時にはPM10:30だった。
もう確実にライヴが終わっている・・・結局、高額で買った
チケットは単なる紙くずになった。
梱包が終わった印刷物を女先輩が見て
女先輩「あんた用事のあるとやろ、帰っていいよ」

遅すぎます。その言葉は夕方6:00までに聞きたかった。

半ベソをかきながら帰宅した。友人にライヴに行けなかった
謝罪の電話をした。怒っていたけど、少し喋ると、友人はさっきまで
のライヴの素晴らしさについて熱く語り、僕は受話器を握った
まま泣き崩れてしまった。

女先輩の冷血さを思い知った出来事でした。