元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

誰も寝てはならぬ2

2006年02月11日 | 音楽・楽器
本日のBGM
シューベルト、ヘンデル、ビゼー、ドボルザーク
マスカーニ、ラフマニティ、グリーグ、チャイコフクキー、
押尾コータロー、ロドリーゴ

当ブログの2月6日記事で、僕が世界で一番好きな曲は
歌曲の「誰も寝てはならぬ」(プッチィーニ作)だと
書きましたが、この曲が今日、全世界に向けて高々と
歌われました。
 
トリノ冬季オリンピック開会式のオオトリで、世界の
3大テノールの1人ルチアーノ・パバロッティが「誰も
寝てはならぬ」を歌ってくれました。

オリンピックの幕開けに、あの華麗な曲がはまっていました。
「誰も寝てはならぬ」は、やっぱ名曲だと再確認しました。

「誰も寝てはならぬ」は、純粋に好きになった初めての
クラシック音楽かもしれないです。僕はクラシックのCDだけ
は沢山持っていたけれど、クラシック・ファンになったのは
最近です。だから浅いクラシク・ファンですが、勝手気ままに
ランキングしてみます。

僕はブームに乗ったわけじゃないけど、今はクラシック・
ブームだと言われています。クラシックのオムニバスCDが
100万枚以上のセールスをしています。また、購買客層は
10代~30代と若い層が大半を占めているようです。
多分、長期的なヒーリング(癒し)ブームの延長線だと
思います。

休む事も、立ち止まる事も無く、全てを犠牲にし我武者羅に
働く企業戦士が美徳だった時代は終わり、ゆとりや、楽しみ
仕事以外での生きがいを求める時代だからこそ、仕事上の
ストレスや疲労を緩和する為にクラシック音楽を求めてしま
うのかもしれないです。

また、クラシックブームのみならず、高級焼き芋ブーム、
落語ブーム、昭和30年代ブームなどが起こっています。
先人の文化・芸能に興味を持ったり、現代人が豊かさと引き
換えに失った物を懐古したり、現代人が近代の物だけでは
満足しなくなってきた現われだと思います。もしくは、
昔からある素晴らしい物に触れる事で、昔の人の心の豊かさ
を少しばかり吸収しているのかもしれないです。

理屈っぽくなりましたが、単純に言うと若い世代が今まで
気付かなかった良質な文化を好きになっている傾向だと思い
ます。

数年前のNHK中学生日記で、クラスのムードメーカーだった
少年をテーマにした話がありました。クラスのリーダー格の
少年は陽気で、人気者でした。しかし、学校帰りに少年が
書店で小説を買っているのをクラスの子から目撃され、
翌日クラス中の話題になっていました。数日後、少年宅に
突然同級生が数人遊びに来て、嫌がる少年を強引に説得
し、部屋に同級生が入りました。部屋の本棚には文学書が
並べてあり、クラシックのCDもたくさんありました。
翌日から、同級生全員が少年を無視し、「おまえは本当は
暗いやつなのに無理すんな」と罵声をかけていました。
少年はクラシックや文学書を与えた親を恨み、毎日親子喧嘩
をしていました。・・・こんな話だったけれど、クラシック
好きや読書好きは、暗いってイメージでしょうか?
また、クラシックや本が好きだから虐めるなんて現実には
無いんじゃないでしょうか?中学生日記は、社会現象や
学園問題を反映しているので、もしかしたら、近年は
そんな下らない事が虐めの原因なのかもしれません。

クラシックを10選する予定が長くなってしまいましたの
で次に引き続きます。