人は常日頃、多くの人々と接して暮らしています。
仕事や学校が休みの日でも、誰とも一言も話さず
に1日過ごすなんて人は少数派だと思います。
口ベタな僕でも、お喋りは大好きです。でも、会話
とは常に自分がリード出来る物ではなく、聞き役に
周り、相槌を打つ事も重要です。興味が無くても
興味を持っている素振りをするのも人間生活を営む
上で必要です。
でも、僕の友人に興味が無い会話は絶対にしないと
徹底している人がいます。その友人N君は、言葉の
キャッチボールという概念が無い、独特の独自性
を持っています。一般的に、会話とは、相手が
取りやすいように球を投げ、自分にも取りやすい
球を投げ返してもらって成立します。
でも、N君は違います。
N君は、豪速球を投げてきたかと思うと、変化球を
投げてきたり、僕のとこまで届かない球や、
僕の居場所と逆方向に投げたりします。僕が必死に
球を拾って投げ返すと、N君はその球をよけ、新しい
球を投げてきます。
比喩が分かり難いので、具体的な会話例を書きます
N君「今度生まれてきたら男がいい?女がいい?」
僕「唐突やなー。んー、まー男かな」
N君「なんで男がいい?」
僕「深い意味は無いけど、男で不満がないからね。」
N君「昨日ダウンタウンの番組見た?」
僕「男女の話は・・。まぁいいや。ダウンタウンの
番組見てないけど・・。」
N君「生きている意味って何だと思う?」
僕「突然、哲学かい?その答えを見つける為に生きるのかな」
N君「好きなタレントだれかいる?」
僕「広末がずっと好きだね」
てな感じで、一問一答的な会話が続く事もしばしばです。
N君は会話を広げよう、膨らまそうという考えは一切無く、
多少盛り上がった会話でも、突然、全く関係ないテーマ
を持ち込んできて、あっさり前の会話を流します。
N君は、話が徐々に膨らんできて、もう少しでオチという
所まで待てない人です。
N君は即効的に興味が持てない会話は切り捨て、僕主導で
話だしても、あからさまな無視で、目線も合わせず、
相槌すら打ってくれない事も日常的です。
と、N君をとんでもない自己中的な人のように書きました
が、僕はN君のスタイルを批判的には見ていません。慣れ
るまでは、他に類を見ない難しい会話スタイルだけに
戸惑いますが、彼が言う哲学的思想は僕と180度違い
共感出来ない事が多すぎるゆえ楽しいです。僕もN君との
会話では、相手に合わせるような事はしないので、お互
いが本心で思っている事を晒しやすいです。考えが違い
すぎて、熱い討論形式に成る事も多いけど、比較的ナ
チュラルな会話になります。全く違う意見を聞くという
のも面白いものです。自分では考えもしない価値観を
持っている人との会話は僕自身の思考の幅も広がるし
、ユニークな考えに新鮮さを感じます。
ただ、N君は素直すぎるのか、正直なのか、毒を吐く癖
があるのか、相手を気遣う気が無いのか、歯に絹着せぬ
発言が多いです。何でもズケズケ言う為、僕の心を土足
で踏み散らかす事もたまに有ります。でも、最近は慣れ
精神面でもタフになれた気がします。
N君の事で長々書いてしまいました。本題はここからです
が、相変わらず無駄話が過ぎてしまいすいません。
N君は僕のブログを時々読むので、この記事を読まない
事を願います。
さて、気を取り直し、ぎこちない会話の事を書きます。
例えば、会社の同僚、知人などで、あまり心開いていな
い人は勿論、親友など仲がいい人にも言える事ですが
沈黙には多少なりとも恐怖を感じます。
全く知らない人なら、電車のボックス席や、エレベーター
で一緒に成っても会話をしなくても成立しますが、顔みし
りだと喋らない方が不自然です。
でも、日頃から親しげに喋っていない相手だと、会話なん
てすぐに途切れます。親しい相手であっても、僕の会話の
ネタが永遠に尽きない友人は5人ぐらいしかいません。
他は1時間ぐらいずっと喋っていると、出尽くして
沈黙になりがちです。
僕が最も苦手なのは、車での沈黙です。車に2人っきりの
場合は2分の沈黙が限度です。以前、会社の上司と外回り
とかで2人っきりで移動の際は、絶えず会話を続けていま
した。特に親しくない相手の場合は、相手がリードしてく
れたら楽ですが、相手が相槌だけだと非常に困ります。
僕が過剰に気にするだけで、相手は沈黙、無言なんて気に
していないのかもしれませんが、相手も沈黙を嫌っている
と勝手に思っています。
日頃、色々と喋っていて、どういう趣味があって、性格は
どうで・・・など分かっている相手だと、沈黙の打破は
そう難しくないです。
でも、相手が、自分の事を喋りたがらない人だと、会話に
なりません。僕はこのケースでよく失敗します。
僕「映画とか見られますか?」(趣味の一致点があるかの探り)
相手「うん。見るよ」
僕「僕も映画好きなんですよ。ジャンルはどういったのが好きですか?」
相手「あんたに関係ないやん」
僕「そうですけど、何かお奨めの映画とかあったら教えて
欲しいんですけど」
相手「何で教えないかんと?」
こんな、受け答えされたら、もう喋る気も失せてしまい、
ますます気まずい沈黙になった事も1度や2度ではありません。
慣れない相手との会話の定番パターンは質問ですが、本当に
興味があって聞く事よりも、相手が会話を返しやすいように
質問形式にしているだけであって、質問に意味なんて無い事の
方が多いです。それなのに、質問の意味を探る人が多いです。
僕「最近は何処の現場で働いているんですか?」
相手「なんで?」
僕「今年は海水浴とか行きましたか?」
相手「なんで?」
「なんで?」と返されると、僕は返答に困ります。僕の質問に
答えてくれたら、少しばかりは会話も膨らむのに「なんで?」
と意表をつく返答だと、その後の言葉を失ってしまいます。
曖昧な便利語でもある「いろいろ」は困ります。いくつか例を
あげた後のいろいろなら分かります。
例えば「好きなバンドはレインボー、ディープ・パープル、
ホワイトスネーク他いろいろ・・・」
だと、会話を掴めます。でも「いろいろ」だけの返答だと
会話を広げる事が難しいです。
相手「俺もハードロックとか聴くよ」
僕「そうなんだ。どんなの聴くと?」
相手「いろいろ」
僕「例えばどのバンドのファン?」
相手「いろいろ」
僕「いろいろやろうけど、特に好きなのは?」
相手「ん・・・・いろいろやね」
1つ2つの具体例で一気に広がるのに、曖昧な返答だけ
だと全く分かりません。
だから、僕は「なんで?」と「いろいろ」が会話に
出てこないことを常日頃願っています。
オウム返しも困りますが、今日はここらで終わります。
仕事や学校が休みの日でも、誰とも一言も話さず
に1日過ごすなんて人は少数派だと思います。
口ベタな僕でも、お喋りは大好きです。でも、会話
とは常に自分がリード出来る物ではなく、聞き役に
周り、相槌を打つ事も重要です。興味が無くても
興味を持っている素振りをするのも人間生活を営む
上で必要です。
でも、僕の友人に興味が無い会話は絶対にしないと
徹底している人がいます。その友人N君は、言葉の
キャッチボールという概念が無い、独特の独自性
を持っています。一般的に、会話とは、相手が
取りやすいように球を投げ、自分にも取りやすい
球を投げ返してもらって成立します。
でも、N君は違います。
N君は、豪速球を投げてきたかと思うと、変化球を
投げてきたり、僕のとこまで届かない球や、
僕の居場所と逆方向に投げたりします。僕が必死に
球を拾って投げ返すと、N君はその球をよけ、新しい
球を投げてきます。
比喩が分かり難いので、具体的な会話例を書きます
N君「今度生まれてきたら男がいい?女がいい?」
僕「唐突やなー。んー、まー男かな」
N君「なんで男がいい?」
僕「深い意味は無いけど、男で不満がないからね。」
N君「昨日ダウンタウンの番組見た?」
僕「男女の話は・・。まぁいいや。ダウンタウンの
番組見てないけど・・。」
N君「生きている意味って何だと思う?」
僕「突然、哲学かい?その答えを見つける為に生きるのかな」
N君「好きなタレントだれかいる?」
僕「広末がずっと好きだね」
てな感じで、一問一答的な会話が続く事もしばしばです。
N君は会話を広げよう、膨らまそうという考えは一切無く、
多少盛り上がった会話でも、突然、全く関係ないテーマ
を持ち込んできて、あっさり前の会話を流します。
N君は、話が徐々に膨らんできて、もう少しでオチという
所まで待てない人です。
N君は即効的に興味が持てない会話は切り捨て、僕主導で
話だしても、あからさまな無視で、目線も合わせず、
相槌すら打ってくれない事も日常的です。
と、N君をとんでもない自己中的な人のように書きました
が、僕はN君のスタイルを批判的には見ていません。慣れ
るまでは、他に類を見ない難しい会話スタイルだけに
戸惑いますが、彼が言う哲学的思想は僕と180度違い
共感出来ない事が多すぎるゆえ楽しいです。僕もN君との
会話では、相手に合わせるような事はしないので、お互
いが本心で思っている事を晒しやすいです。考えが違い
すぎて、熱い討論形式に成る事も多いけど、比較的ナ
チュラルな会話になります。全く違う意見を聞くという
のも面白いものです。自分では考えもしない価値観を
持っている人との会話は僕自身の思考の幅も広がるし
、ユニークな考えに新鮮さを感じます。
ただ、N君は素直すぎるのか、正直なのか、毒を吐く癖
があるのか、相手を気遣う気が無いのか、歯に絹着せぬ
発言が多いです。何でもズケズケ言う為、僕の心を土足
で踏み散らかす事もたまに有ります。でも、最近は慣れ
精神面でもタフになれた気がします。
N君の事で長々書いてしまいました。本題はここからです
が、相変わらず無駄話が過ぎてしまいすいません。
N君は僕のブログを時々読むので、この記事を読まない
事を願います。
さて、気を取り直し、ぎこちない会話の事を書きます。
例えば、会社の同僚、知人などで、あまり心開いていな
い人は勿論、親友など仲がいい人にも言える事ですが
沈黙には多少なりとも恐怖を感じます。
全く知らない人なら、電車のボックス席や、エレベーター
で一緒に成っても会話をしなくても成立しますが、顔みし
りだと喋らない方が不自然です。
でも、日頃から親しげに喋っていない相手だと、会話なん
てすぐに途切れます。親しい相手であっても、僕の会話の
ネタが永遠に尽きない友人は5人ぐらいしかいません。
他は1時間ぐらいずっと喋っていると、出尽くして
沈黙になりがちです。
僕が最も苦手なのは、車での沈黙です。車に2人っきりの
場合は2分の沈黙が限度です。以前、会社の上司と外回り
とかで2人っきりで移動の際は、絶えず会話を続けていま
した。特に親しくない相手の場合は、相手がリードしてく
れたら楽ですが、相手が相槌だけだと非常に困ります。
僕が過剰に気にするだけで、相手は沈黙、無言なんて気に
していないのかもしれませんが、相手も沈黙を嫌っている
と勝手に思っています。
日頃、色々と喋っていて、どういう趣味があって、性格は
どうで・・・など分かっている相手だと、沈黙の打破は
そう難しくないです。
でも、相手が、自分の事を喋りたがらない人だと、会話に
なりません。僕はこのケースでよく失敗します。
僕「映画とか見られますか?」(趣味の一致点があるかの探り)
相手「うん。見るよ」
僕「僕も映画好きなんですよ。ジャンルはどういったのが好きですか?」
相手「あんたに関係ないやん」
僕「そうですけど、何かお奨めの映画とかあったら教えて
欲しいんですけど」
相手「何で教えないかんと?」
こんな、受け答えされたら、もう喋る気も失せてしまい、
ますます気まずい沈黙になった事も1度や2度ではありません。
慣れない相手との会話の定番パターンは質問ですが、本当に
興味があって聞く事よりも、相手が会話を返しやすいように
質問形式にしているだけであって、質問に意味なんて無い事の
方が多いです。それなのに、質問の意味を探る人が多いです。
僕「最近は何処の現場で働いているんですか?」
相手「なんで?」
僕「今年は海水浴とか行きましたか?」
相手「なんで?」
「なんで?」と返されると、僕は返答に困ります。僕の質問に
答えてくれたら、少しばかりは会話も膨らむのに「なんで?」
と意表をつく返答だと、その後の言葉を失ってしまいます。
曖昧な便利語でもある「いろいろ」は困ります。いくつか例を
あげた後のいろいろなら分かります。
例えば「好きなバンドはレインボー、ディープ・パープル、
ホワイトスネーク他いろいろ・・・」
だと、会話を掴めます。でも「いろいろ」だけの返答だと
会話を広げる事が難しいです。
相手「俺もハードロックとか聴くよ」
僕「そうなんだ。どんなの聴くと?」
相手「いろいろ」
僕「例えばどのバンドのファン?」
相手「いろいろ」
僕「いろいろやろうけど、特に好きなのは?」
相手「ん・・・・いろいろやね」
1つ2つの具体例で一気に広がるのに、曖昧な返答だけ
だと全く分かりません。
だから、僕は「なんで?」と「いろいろ」が会話に
出てこないことを常日頃願っています。
オウム返しも困りますが、今日はここらで終わります。