10月29日(月)から当店のラーメンが新味に様変
わりいたします。
と、言いましても、大きく変化させた訳ではありません。
当店の味付けの柱「醤油」「塩」を唐津市のメーカーの
高品質な物に変え、先々週からスープに豚足を使用した
ぐらいの変化です。
些細な事ですが、味は格段に良くなったと思います。
添加物がゴチャゴチャ入っていない、マツキン
醤油の「元気醤油」は風味もよく、味もスッキリしてい
ます。
例えるなら、今までエピフォンのレスポールで弾いてい
た曲を、ギブソンのレスポールで弾いた感じです。曲自体
は何も変化していなくても、音の厚みや深みが違います。
それ同様に、レシピの分量などは変化をさせず、調味料の
品質・メーカーを変えました。
ラーメン作りとは、映画で言う所の脚本家であり、演出家
であり、スタイリストであり、監督です。要は自分が作り
たい映画に合った、ロケ地、大道具、衣装、俳優等が揃わ
なければ映画は作れません。監督が衣装を作ったり、俳優を
育てる必要はありません。監督は指示を出し、適材適所で
各プロが担当すればいいです。
同様に、ラーメン作りも、僕が豚や鶏を育て、昆布や鰹節
を作ったり、塩、醤油、砂糖を作る必要はありません。
僕が作りたい物に合う組み合わせを選びます。
何の分野でも言える事ですが、人間の蓄積した知識を無視
していたら物凄く遠回りをします。学校の教科と一緒で、
人類が長い年月で作り上げてきた知識や理論は現在へと
伝承されています。今の世代は0から発見、開発しなくて
も、現時点までの到達点までは過去の偉人の恩恵を受けれ
ます。
そこから先への発展が難しいです。
当店は、先人の作り上げたラーメン製法を、ことごとく
無視し「これが僕流だ」と貫いていた時期が1年半ほどあり
ましたが、僕が数ヶ月悩んでいた事の答えが、レシピ本など
で書かれていて「僕と同じ悩みを抱えた人はいたんだな」
と先人からの基本製法を参考にさせてもらいました。
例えば、当店は開店から2年ぐらいまでは、チャーシューダレ、
煮卵ダレ、ラーメン元ダレと別々に作っていました。でも、
ラーメン用の元ダレにチャーシューや卵を漬け込む事により
元ダレは旨みを増し、チャーシューや煮卵の味がラーメンと
一緒の味になった事により、ラーメンの一体感が増しました。
単品で美味しいチャーシュー、単品で美味しい煮卵を追うあま
り、ラーメンの具としては出しゃばりすぎて、全体バランスが
バラバラになていたのかもしれません。
要は、歴史ある分野、文化などには何にでも型があり、その型を
身に着けた上で自己表現、自己主張は成り立ちます。
例えるなら、楽器も何にも出来ず、作曲理論はおろか、譜面も書け
ない状態で、感性が趣くままに鼻歌だけで作曲していたのが以前の
僕です。でも、ギターを弾けるようになり、作曲の決まりごとを
知ると、作曲が格段に楽に成ります。要はAメロやサビやイントロ
とかの一部分が作れれば、後はその一部分を発展させ1曲が完成
するまでは楽です。
でも、その一部分のフレーズが思いつくまでが難しいです。
1を5にでも10にでも増やす作業はそう難しくないけど、0を
1にする作業は難しいです。
でも、その1フレーズはギターを我武者羅に弾き、一生懸命に
搾り出すよりも、ドライブをしたり、シャワーを浴びている際に
フワッと降り注いでくる事が多いです。
ラーメンのアイデアも、一生懸命にアイデアを出そうと考えて
いる時はなかなか出てきません。僕の場合は音楽や映画から
インスパイアされる事の方が多いです。
そんな、音楽から生み出されたラーメンのアイデアは近日
カテゴリー「RAINBOW ROAD」で書いてみます。
僕のブログは相変わらず、話が横道に流れ、書いている僕自身が
話の迷子になってしまいます。そんなブログですが今後も宜しく
お願いいたします。
わりいたします。
と、言いましても、大きく変化させた訳ではありません。
当店の味付けの柱「醤油」「塩」を唐津市のメーカーの
高品質な物に変え、先々週からスープに豚足を使用した
ぐらいの変化です。
些細な事ですが、味は格段に良くなったと思います。
添加物がゴチャゴチャ入っていない、マツキン
醤油の「元気醤油」は風味もよく、味もスッキリしてい
ます。
例えるなら、今までエピフォンのレスポールで弾いてい
た曲を、ギブソンのレスポールで弾いた感じです。曲自体
は何も変化していなくても、音の厚みや深みが違います。
それ同様に、レシピの分量などは変化をさせず、調味料の
品質・メーカーを変えました。
ラーメン作りとは、映画で言う所の脚本家であり、演出家
であり、スタイリストであり、監督です。要は自分が作り
たい映画に合った、ロケ地、大道具、衣装、俳優等が揃わ
なければ映画は作れません。監督が衣装を作ったり、俳優を
育てる必要はありません。監督は指示を出し、適材適所で
各プロが担当すればいいです。
同様に、ラーメン作りも、僕が豚や鶏を育て、昆布や鰹節
を作ったり、塩、醤油、砂糖を作る必要はありません。
僕が作りたい物に合う組み合わせを選びます。
何の分野でも言える事ですが、人間の蓄積した知識を無視
していたら物凄く遠回りをします。学校の教科と一緒で、
人類が長い年月で作り上げてきた知識や理論は現在へと
伝承されています。今の世代は0から発見、開発しなくて
も、現時点までの到達点までは過去の偉人の恩恵を受けれ
ます。
そこから先への発展が難しいです。
当店は、先人の作り上げたラーメン製法を、ことごとく
無視し「これが僕流だ」と貫いていた時期が1年半ほどあり
ましたが、僕が数ヶ月悩んでいた事の答えが、レシピ本など
で書かれていて「僕と同じ悩みを抱えた人はいたんだな」
と先人からの基本製法を参考にさせてもらいました。
例えば、当店は開店から2年ぐらいまでは、チャーシューダレ、
煮卵ダレ、ラーメン元ダレと別々に作っていました。でも、
ラーメン用の元ダレにチャーシューや卵を漬け込む事により
元ダレは旨みを増し、チャーシューや煮卵の味がラーメンと
一緒の味になった事により、ラーメンの一体感が増しました。
単品で美味しいチャーシュー、単品で美味しい煮卵を追うあま
り、ラーメンの具としては出しゃばりすぎて、全体バランスが
バラバラになていたのかもしれません。
要は、歴史ある分野、文化などには何にでも型があり、その型を
身に着けた上で自己表現、自己主張は成り立ちます。
例えるなら、楽器も何にも出来ず、作曲理論はおろか、譜面も書け
ない状態で、感性が趣くままに鼻歌だけで作曲していたのが以前の
僕です。でも、ギターを弾けるようになり、作曲の決まりごとを
知ると、作曲が格段に楽に成ります。要はAメロやサビやイントロ
とかの一部分が作れれば、後はその一部分を発展させ1曲が完成
するまでは楽です。
でも、その一部分のフレーズが思いつくまでが難しいです。
1を5にでも10にでも増やす作業はそう難しくないけど、0を
1にする作業は難しいです。
でも、その1フレーズはギターを我武者羅に弾き、一生懸命に
搾り出すよりも、ドライブをしたり、シャワーを浴びている際に
フワッと降り注いでくる事が多いです。
ラーメンのアイデアも、一生懸命にアイデアを出そうと考えて
いる時はなかなか出てきません。僕の場合は音楽や映画から
インスパイアされる事の方が多いです。
そんな、音楽から生み出されたラーメンのアイデアは近日
カテゴリー「RAINBOW ROAD」で書いてみます。
僕のブログは相変わらず、話が横道に流れ、書いている僕自身が
話の迷子になってしまいます。そんなブログですが今後も宜しく
お願いいたします。