元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

新章・・・ラーメン新味の扉

2007年10月29日 | れいんぼ~情報
10月29日(月)から当店のラーメンが新味に様変
わりいたします。

と、言いましても、大きく変化させた訳ではありません。

当店の味付けの柱「醤油」「塩」を唐津市のメーカーの
高品質な物に変え、先々週からスープに豚足を使用した
ぐらいの変化です。

些細な事ですが、味は格段に良くなったと思います。

添加物がゴチャゴチャ入っていない、マツキン
醤油の「元気醤油」は風味もよく、味もスッキリしてい
ます。

例えるなら、今までエピフォンのレスポールで弾いてい
た曲を、ギブソンのレスポールで弾いた感じです。曲自体
は何も変化していなくても、音の厚みや深みが違います。

それ同様に、レシピの分量などは変化をさせず、調味料の
品質・メーカーを変えました。

ラーメン作りとは、映画で言う所の脚本家であり、演出家
であり、スタイリストであり、監督です。要は自分が作り
たい映画に合った、ロケ地、大道具、衣装、俳優等が揃わ
なければ映画は作れません。監督が衣装を作ったり、俳優を
育てる必要はありません。監督は指示を出し、適材適所で
各プロが担当すればいいです。

同様に、ラーメン作りも、僕が豚や鶏を育て、昆布や鰹節
を作ったり、塩、醤油、砂糖を作る必要はありません。
僕が作りたい物に合う組み合わせを選びます。

何の分野でも言える事ですが、人間の蓄積した知識を無視
していたら物凄く遠回りをします。学校の教科と一緒で、
人類が長い年月で作り上げてきた知識や理論は現在へと
伝承されています。今の世代は0から発見、開発しなくて
も、現時点までの到達点までは過去の偉人の恩恵を受けれ
ます。

そこから先への発展が難しいです。

当店は、先人の作り上げたラーメン製法を、ことごとく
無視し「これが僕流だ」と貫いていた時期が1年半ほどあり
ましたが、僕が数ヶ月悩んでいた事の答えが、レシピ本など
で書かれていて「僕と同じ悩みを抱えた人はいたんだな」
と先人からの基本製法を参考にさせてもらいました。

例えば、当店は開店から2年ぐらいまでは、チャーシューダレ、
煮卵ダレ、ラーメン元ダレと別々に作っていました。でも、
ラーメン用の元ダレにチャーシューや卵を漬け込む事により
元ダレは旨みを増し、チャーシューや煮卵の味がラーメンと
一緒の味になった事により、ラーメンの一体感が増しました。

単品で美味しいチャーシュー、単品で美味しい煮卵を追うあま
り、ラーメンの具としては出しゃばりすぎて、全体バランスが
バラバラになていたのかもしれません。

要は、歴史ある分野、文化などには何にでも型があり、その型を
身に着けた上で自己表現、自己主張は成り立ちます。

例えるなら、楽器も何にも出来ず、作曲理論はおろか、譜面も書け
ない状態で、感性が趣くままに鼻歌だけで作曲していたのが以前の
僕です。でも、ギターを弾けるようになり、作曲の決まりごとを
知ると、作曲が格段に楽に成ります。要はAメロやサビやイントロ
とかの一部分が作れれば、後はその一部分を発展させ1曲が完成
するまでは楽です。

でも、その一部分のフレーズが思いつくまでが難しいです。
1を5にでも10にでも増やす作業はそう難しくないけど、0を
1にする作業は難しいです。

でも、その1フレーズはギターを我武者羅に弾き、一生懸命に
搾り出すよりも、ドライブをしたり、シャワーを浴びている際に
フワッと降り注いでくる事が多いです。

ラーメンのアイデアも、一生懸命にアイデアを出そうと考えて
いる時はなかなか出てきません。僕の場合は音楽や映画から
インスパイアされる事の方が多いです。

そんな、音楽から生み出されたラーメンのアイデアは近日
カテゴリー「RAINBOW ROAD」で書いてみます。

僕のブログは相変わらず、話が横道に流れ、書いている僕自身が
話の迷子になってしまいます。そんなブログですが今後も宜しく
お願いいたします。

佐賀県産の豚、鶏

2007年10月29日 | 新波拉麺「虹」解体新書
当店は創業以来ずっと、佐賀県産の肉やガラを使用
しています。

ゲンコツ、背ガラ、アバラ、扇骨、背脂、鶏皮、胴ガラ、
手羽先、モミジ、豚足、モモ肉(チャーシュー用)
豚ミンチ(餃子用)は全て、佐賀県内の畜産業者が
育てた豚や鶏です。

それを佐賀県多久市で捌き、当店に配送している肉屋に
卸しています。

特にブランド豚、ブランド鶏では無いので、公表する
必要もありませんが、食に携わる業者の不祥事の乱発
により、消費者は食に不安を抱いていると思います。

消費者として知る権利があるでしょうから今回書きま
した。僕はなるべく新鮮な肉や、ガラが使いたかった
ので地元の物を使っています。

そもそも、外国の鶏や豚は、日本の物とは品種が違う
ので、いくら安くても使いません。やっぱり、日本人
に好まれ続けた品種の豚や鶏の方が、日本人が好む
味になるはずです。

今週はまったり・・・

2007年10月29日 | 今週聴きまくったCD



■押尾コータロー/スターティング・ポイント

■押尾コータロー/ドラマチック

■押尾コータロー/ビイ・ハッピー

■押尾コータロー/パノラマ

■押尾コータロー/ボレロ!ビイ・ハッピー・ライブ

■押尾コータロー/ブルー・スカイ

■宗次朗/愛しの森

■宗次朗/まほろば

■宗次朗/木道

■ウリ・ジョン・ロート/天上の至楽

■ウリ・ジョン・ロート/メタモルフォシス


■すかんち/恋のウルトラ大作戦

■すかんち/恋のロマンティック大爆撃

■すかんち/恋の薔薇薔薇殺人事件

■すかんち/オペラ

■すかんち/ゴールド

■すかんち/ダブル・ダブル・チョコレート

10月15日~21日まで聴きまくったCD

2007年10月29日 | 今週聴きまくったCD
最近2つのショッキングな出来事があり、ブログの更新を
出来る心理状態じゃありませんでした。

諸事情により詳細はお話出来ませんが、僕は精神的に
疲れきっていて、何をやっても楽しくないし、食事も喉
を通らないほどダメージを受けていました。

正直、何もかも投げ出して、誰も知人がいない見知らぬ
街でひっそりと暮らしたり、文明と切り離れた仙人のよ
うな生活を送りたい気分でしたが、そうもいかず
仕事に打込む事で他の事を考えないように誤魔化して
いました。まだ、心に負った傷は癒えませんが、自分を
奮い立たせ、何とか前向きに生きたいです。

そんな、落ち込み気分だったゆえ、聴く曲もヒーリング
系中心に聴いていました。

10月15日~21日まで聴きまくったCD




■宗次朗/愛しの森

■宗次朗/まほろば

■宗次朗/木道

■ウリ・ジョン・ロート/天空伝説

■ウリ・ジョン・ロート/天上の至楽

■ウリ・ジョン・ロート/メタモルフォシス

■エレクトリック・サン/天地振動

■エレクトリック・サン/ファイアー・ウィンドウ

■エレクトリック・サン/天空への使者

■村治佳織/アランフェス協奏曲

■村治佳織/エステーラ

■村治佳織/シンフォニア

■村治佳織/パストラル

■村治佳織/グリーンスリーヴス