元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

予告編:ラーメン協奏曲

2008年03月08日 | れいんぼ~情報
おはようございます。今日は早朝から仕込みなので起きました。
まだ、少し時間があるので、ブログの更新をしています。

次回様式美麺は「ブラックモア・ラーメン」の復活リクエストを
受け、改良版の「ブラックモアズ・ナイトめん」を創作いたします。
詳細は近日公開いたします。真っ黒スープの復活です。

様式美麺も、次々回で30弾目です。

「ブラックモアズ・ナイトめん」終了後は、様式美麺30弾、31弾、
32弾と「ラーメン協奏曲」の第一楽章~第三最終楽章の3部作を
製作いたします。もう、半月前から考えていて、輪郭は出来てきました。
17世紀バロック調の協奏曲形式で「急―緩―急」と展開する予定です。

日本中何処を探しても絶対に類似形すら無いタイプの、斬新でありながら
奇をてらったり、奇抜では無いラーメンを創作いたします。

今、アイデアの泉が溢れまくっていて、僕の頭の中には色んなラーメンの
創作アイデアがゴチャゴチャ散らかり放題の状態なので、徐々に整理整頓
しアイデアを具現化する作業に取り掛かりたいです。

新作を考えている時は、だいたいCDを聞いていますが、アイデアが出て
きたら不思議とCDの音が聞こえなくなります。かなり危ないほど没頭
していると思います。気づくと4時間ぐらいたっていたりします。

部屋で創作アイデアを練っている状態は他人には見せれませんね。
ブツ、ブツ囁きながらメモ用紙に思いつく限り殴り書きし、頭を掻きむし
ったりしながら、書いたメモ紙を破ったり、ほとんどノイローゼや病気
ですね。ただ、そうやって、アイデアを形にする作業は、ワクワクと胸が
高鳴り興奮します。僕が最も童心に返っている時かもしれないです。

自ら試練を与え、その試練を乗り越える事を、僕は
「ラーメン・アスリート」と言っています(造語)「努力した者にだけ
女神は微笑む」って言葉があるように、運を掴むかどうかは自分次第
だと思います。チャンスに出会わなかった人間なんて1人もいなく、
それをチャンスに出来なかっただけです。
僕が好きな言葉に
「昨日の夢は、今日の希望で、明日の現実」というのがありますが、
失敗から失敗へと情熱を失わずに進み続けたら、きっと光が見えて
くると信じています。人生で最も重要な「夢」をあきらめず、妥協せず
勇気を持って荒波に立ち向かいたいです。終わらせるのも自分、明日を
変えるのも自分。

「元貴乃花」は先日「深イイ話」で「負けて学ぶ事は無い。ただの負け惜しみで
しかない。やっぱり勝負は勝たなければいけない。勝ち続けなければ価値が
無いし、勝つ事で学ぶ事の方が多い」と言い、
ダイエーの創業者「中内功」は「商売は儲けなきゃいけない。他所よりも
1個でも多く売って、他所よりも儲けなきゃ。他所と同じような商売を
やっていたんじゃ負ける。」と言われた。でも、あえて反論します。

彼らは成功者で、一時代を築かれ
た方々なので、僕なんかに否定できるはずもないけど、僕は
「プロセス」(過程)も重んじる人間です。また、「失敗」は最高の
パートナーと思っています。失敗は人間を大きく成長させる源だと
思います。「失敗する」「負ける」「倒れる」そういう事も人生には
必要です。決して失敗しない事ではなく、失敗する度に諦めずに
立ち上がる事こそ尊く名誉がある事だと思います。

誰かの名言に「金を失うことは小さく 名誉を失う事は大きい
しかし、勇気を失う事は全てを失う事」というのがありますが、
プライドさえ失わなければ、まだ何とかなるものです。
僕が口癖のように言っている言葉ですが、詩人「ゲーテ」の言葉に
「涙とともにパンを食べたものでなければ、人生の味はわからない」
と言う様に、苦難や、不幸や悲しみを経験しなければ、他人の苦労や
悩みも分からず、人にやさしくも出来ない。
「若いうちの苦労は買ってでもすべきです」苦労が人間形成をします。

何か、今、思いつく限りの名言とかを羅列した、非常に読みにくく、
僕の意図がぼやけた感じに成りました。簡潔に言うと、僕は
「ラーメン」を作る使命感を持ち、覚悟を持ち「ラーメン店」を
開業しました。「不安」や「後悔」なんて感情は持たずに3年
以上きました。まだまだ、僕のラーメン道は始まったばかりですが、
着実に歩んで行きたいです。

かもめ食堂

2008年03月08日 | 映画レビュー
純和風、昭和の香りが漂うのにオール・フィンランド・ロケ
です。

フィンランドというと、かつては「サンタクロース」の故郷
であり、近年は「エア・ギター世界大会」や「サウナ我慢大会」
で有名です。

僕達ヘヴィ・メタル・ファンにとって、フィンランドは聖地です。

90年代突入と同時期からへヴィメタル、ハードロックの風当たりは強くなり
どんどん低迷し、衰退し、ヘヴィメタル氷河期に突入しました。

日本では、根強いヘヴィメタル愛好家が、氷河期中も火を炊き続け
何とか凌いでいました。アメリカ市場は壊滅状態ゆえ、正統派ハー
ドロックの魂を日本人は大切にしていました。

90年代後期には、グランジ、オルタナティブ、デス、ゴシック、
スクリーム、モダン・ヘヴィ・ネス、ハードコア、ミクスチャー
などハードロック/ヘヴィ・メタルの新スタイルが続々出現して
きました。70年代、80年代のハードロック/ヘヴィ・メタル
愛好家は眉をひそめるような音楽がラウド・ロック界の主役に
なりました。メロコア/パンクの勢力も強まり、正統派や
ネオクラ系のハードロックは超マニア音楽へと追いやされてし
まいました。

しかし、本物のハードロックが音楽界の主軸になっている国が
現れました。それが、フィンランドです。ハードロック最後の
砦です。アメリカや日本のハードロック市場を見ても、
「エアロスミス」「メタリカ」「ボン・ジョヴィ」ぐらいしか
認知度が無く、多くの国民はハードロックに関心を持っていません。

そんな中、フィンランドでは、音楽番組にはハードロックバンドが
ジャック常態で、音楽チャートも上位の殆どはハードロック/
ヘヴィメタルです。ヘヴィメタル・モンスター「ローディ」を
筆頭にフィンランドではヘヴィメタルが最もホットな音楽です。

話が脱線しましたが、そんな国フィンランドで、日本人女性が
レストラン経営をする話です。

近年の多くの映画は2,3時間の映画に、紆余曲折、波乱万丈、
ドタバタなど詰め込んだ、ジョットコースター展開の映画が多い
です。2転3転するストーリーも面白いですが、この映画の
ように何も無く、ただただ静かにゆっくり流れる、ほのぼの系
のほほん映画もいいものです。

日本のあくせくした時間の流れと違う、のんびりした、ゆったり
した時間の流れがフィンランドの国時間と映画の流れにピッタリ
です。

何でもない会話も、個性的な不思議キャラのおばさん3人が繰り広
げると何だか面白いです。ファンタジーじゃないのに、現実味を帯
びないのは、おばさん3人の不思議さゆえかもしれないです。
それぞれに、距離感を保ち、お互いに深く詮索しない関係が
ミステリアスさを保ったままで、終始不思議キャラですね。

淡々とした何でもない「かもめ食堂」が魅力的に感じるのは、着飾
らない、ありのままの日本の日常が、異国にありながらギャップが無く、
一般的なフィンランドの人々が日本の「普通」に関心を持っている事に、
日本人として誇らしく心地よい気分になれると思います。


グリズリー・レイジ

2008年03月08日 | 映画レビュー
は・・・・~・・・。

パニック映画は、窮地のパニック常態に置かれた人間ドラマと、
視聴者が緊張感を共感する所に面白さがあります。

ホラー映画とは違い、自然界に実在する動物の反逆行為により
リアリティある恐怖を味わえます。「鳥」や「ジョーズ」から
始まり、パニック映画では、ありとあらゆる動物が人間に襲い掛
かってきました。

ネタ切れなのか、ほぼ「ジョーズ」のパロディ的なのに、マジメに
巨大イカが船を襲うような映画まであります。

近年は、高頭脳なサメを描いた「ディープ・ブルー」や、DNA
操作により復活させた恐竜を描いた「ジュラシック・パーク」
など、人間が動物を化学的に操作した事による歪を描いたものが
多かったです。

この映画は「クマ」というパニック映画の古典的な脅威を描いています。
しかし、終始緊迫感が無く、迫力も無いです。主人公達が立ち入り禁止
地区で遊んでいる高校生を襲う「クマ」ってだけの話です。