元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

それでもボクはやっていない

2008年03月15日 | 映画レビュー
今朝のニュースで、痴漢容疑で逮捕されていた男が
無罪になった事を報じていました。痴漢被害者は、
でっちあげでした。痴漢被害者役と、目撃者役が共犯
で、真面目そうな中年男性を痴漢だとでっちあげ、
示談金を請求する計画的犯行でした。目撃者役の男は
大学の法学部に在籍している、法律家を志す男だけに
腹立たしい事件です。結局、痴漢容疑の男が「やって
いない」と言い張り続けたので、痴漢被害者役の女
が自白し、晴れて無実の身になりました。
もし、被害者役の女が自白しなければ、99.9%
有罪だったようです。恐らく痴漢事件は、多くの冤罪
逮捕者がいると思います。

今の警察の取調べや、裁判のあり方では、痴漢で逮捕され
たら99.9%の確立で負けるんですね。

「裁判員制度」が導入されるからこそ、一般人も中立な立場で
冷静に事件を判断出来るようにならなければ、冤罪者を増やし
かねないです。警察、検察と同じく「痴漢」「容疑者」ってだけ
で犯人と決め付ける風潮があります。たとえ、無罪になったと
しても、証拠不十分の無罪である、と、世間は見ます。

罪がない人が、制裁を受け、仕事も家族も失ったり、近所・世間
から後ろ指を指されたりと、人生が滅茶苦茶に歪んでしまいます。

警察も、検察も、被告人の訴えなんて一切聞かず「やったんだろ」
「白状しろ」と高圧的に尋問し、長期化しクタクタになると
「やった、と、言えば示談で、外に出られるぞ」とか甘い言葉
で無罪者を有罪者に捏造しています。それが、今の司法制度で
しょう。

テレビのモザイク取材で弁護士が「犯罪者をも法廷で無罪にする
のが一流の弁護士」とか言っていましたが、何かが狂っています。
真実を突き止めるべき立場の者が、真実を歪めてでも自分の立場
を守ろうとしています。

ドラマ「HERO」にもありましたが、逮捕した人が無罪だという
証拠が出てきた時、警部は証拠をもみ消し、逮捕した人を有罪に
する為の偽造証拠を作りました。

映画「ショーシャンクの空に」では、主人公が冤罪で監獄生活を
送る中、真犯人を知る囚人が現れた。その囚人は、冤罪者を助け
る為に、証言すると言ったが、脱獄名目で看守から撃ち殺され
希望は消え去った。

映画やドラマの話ですが、単なるフィクションではなく、罪なき
者が逮捕されるケースは少なくないと思います。