鹿児島歴史みてあるき  ~ 外城・四季・フォト ~

     2007年から始まった薩摩藩・麓(外城)巡りの記録。各地を訪れた四季折々の風景。日々の暮らし。

2008 加治木麓

2008-09-13 | 麓-姶良地区

仮屋町界隈。右は裁判所。奥の樹木がこんもりとした所は加治木島津家の屋形跡

加治木町の中心で外城の雰囲気が残る地区は仮屋町くらいかも知れない

加治木島津家屋形の跡

 

 

敷地内に東の丸(加治木高校)、中の丸、西の丸(柁城小学校)の各屋敷が並ぶ広い屋形であった

 

護国神社

 

加治木高校

 

柁城(だじょう)小学校

 

加治木高校の石垣付近より仮屋馬場通りを眺める

 

左は加治木高校、右は柁城小学校の塀。塀の瓦は丸に十字の紋入り

 

 

仮馬場通り。右の生垣はかつての桑幡家、新納家の屋敷地にあたる

 

町立加治木図書館と郷土館

郷土館では「もう一人の篤姫」光蘭院貞姫の生涯展を開催していた

ふらりと郷土館に入ったら館長さんから貞姫持参の巻絵(桜島、霧島、開聞岳)について感想をいろいろ聞かれてしまった。貞姫は加治木島津家第9代領主久長の次女として生まれ、島津斉彬の養女となり、薩摩藩から関白近衛家へ嫁いだ。近衛文麿は貞姫の孫にあたる。

敷地内にある洋風建築。昭和12年築。国の登録有形文化財。

昭和の香りのする居心地よさそうな建物だ

日本家屋。昭和初期の香り漂う。国の登録有形文化財

 

石柱、石垣、生垣が残る

 

(訪問記)

加治木は独特の風合いをもつ加治木石が有名。町内を車でまわると加治木石を使った石垣や門、石倉を見かける。加治木石は加治木の景観を特徴付ける重要な要素。街づくりに歴史ある加治木石を活かしてもらいたい。加治木石のある風景をいずれの日か取り上げてみたいと思う。