鹿児島歴史みてあるき  ~ 外城・四季・フォト ~

     2007年から始まった薩摩藩・麓(外城)巡りの記録。各地を訪れた四季折々の風景。日々の暮らし。

2008 松山麓

2008-09-21 | 麓-曽於・志布志

曽於市での仕事の帰りに松山に立ち寄りました

松山新橋の馬場

 

 

堂々たる構えの武家門がのこっています

 

 

生垣との組合せが見事な石垣

 

馬場の脇に綺麗な生垣の続く小路があった

 

低い石垣、生垣の上に武家門

 

 

 

石柱の門

 

郵便局近くの角に立つ「馬場の庚申塔」

 

子供の百日咳、麻疹等が流行った時、庚申塔に赤いよだれかけをかけてそれらの病気にかからないように祈ったそうだ。明治初めの廃仏毀釈のときには、顔などが壊されて川に捨てられていたものを後に拾い上げてこの場所にまつったという。

松山支所の背後の松山城址に登ってみた。松山の市街地を眺めることができる

 

松山はKKB「ふるさとCM大賞」に出てくる手作りの松山城が頭に浮かぶ。

平成元年より町興しの一環として「大隅の國やっちく松山藩」を開き、毎年、秋に「やっちく松山藩-秋の陣祭り」を開催している。やっちくとは地元特産の野菜と畜産、それとやる気(鹿児島の方言でやっつける、やろう、やりとげる)をかけたものらしい。

松山は、新橋の近くに馬場や西馬場の地名が残る。そちらにも麓の面影が残るかも知れない。

夕刻迫る時間帯だったので松山を後にして鹿屋市街地を通り、垂水フェリーで戻った。


2008 都城・今町街道をいく

2008-09-21 | 麓-小林・都城

都城市から曽於市へ戻る途中、今町街道を通りました。現在の国道269号

今町街道の脇に一里塚が残っている

国指定史跡「今町一里塚」

 

 

今町街道は昭和10年頃まで美しい緑の松並木が続いていた。街道の両側に土盛のように残されていた塚が国の指定を受け保存されることとなった。現在は松並木がなくなっているが塚は残っており、一里塚として九州で唯一の国指定史跡となっている。

 

今町街道沿いに残る楠見家武家門。腕木門

 

大正時代に藁葺から瓦葺に葺き替えられた

 

 

 

 

 

門の後ろには土蔵

 

新旧2つの武家門がたつ