JR肥薩線の吉松駅から「いさぶろう・しんぺい号」に乗り換える。
隣県の人吉駅まで壮大な峠越えをする。吉松~人吉間は天下の難所と呼ばれる山地。
鉄道技術の粋を集めて難工事の末に完成させた。当時の逓信大臣は山縣伊三郎、鉄道院総裁は後藤新平。
両方の名前を取って「いさぶろう・しんぺい号」と名付けられた。
出発時刻は11:42。
車内は木がふんだんに使われ、車内灯も実にクラシカル。デッキもある。
肥薩線の車窓に霧島連山の他、秋らしい黄金色の稲穂の景色がひろがる
長女が備え付けの旅ノートに旅の感想を書き始めた。旅はこれから。
最初の停車駅、真幸(まさき)に到着。
ホームにある幸せの鐘をみんなで鳴らす。
真幸駅はスイッチバックの駅である。観光列車らしくアナウンスがある。
真幸駅のホームからバックして再び前進し坂を登る。
次第に高度を上げているのが分かる。
DSに飽きた下の長男がデッキにやってきた。
日本三大車窓の霧島連山。一時停止し車窓を楽しんだ。
(続く)