古代日本国成立の物語

素人なりの楽しみ方、自由な発想、妄想で古代史を考えています。

竹野神社(丹後・出雲 実地踏査ツアー No.10)

2017年03月22日 | 実地踏査・古代史旅
 神明山古墳を堪能したあと、もと来た道を引き返して竹野神社の参道にもどり、せっかくなので参拝することにした。「竹野」と書いて「たかの」と読む。第9代開化天皇に嫁いだ丹波国大県主由碁理(ゆごり)の娘「竹野媛」が晩年郷里に帰って「天照皇大神」を祀ったとされる由緒ある神社で、したがって祭神は天照皇大神。創建年代は不明である。
 本殿脇には摂社である斎宮神社(いつきのみやじんじゃ)。祭神は開化天皇皇子で丹波道主命の父である日子坐王命、開化天皇皇子で丹波竹野別の祖・建豊波豆羅和氣命、そして竹野媛命の三柱。神明山古墳の被葬者は日子坐王命という説もある。


資料館から府道を渡ったところに三の鳥居があり右側に「竹野神社」、左側に「斎宮神社」の石標が立つ。


丹後市教育委員会による縁起の説明板。


中門へ続く参道。

普通は参道のまっすぐ先に拝殿、本殿が正面を向いて見えるのだが、ここは参道の軸と本殿の軸が少しずれている。

立派な中門。


本殿。

天皇家ゆかりを意味する「菊の御紋(菊花紋)」と皇室専用の家紋「桐花紋」が彫られている。

本殿と並んで建つ境内摂社の斎宮神社。


参道わきの不思議な石。

木が小さいときに地面の石を巻き込んでくわえ込み、そのまま石を持ち上げてこんな状態になった、と想像する。力ずくでも取れなかった。

 駐車場に戻るときに気がついたが、三の鳥居から海に向かって参道が延びている。資料館の少し先に二の鳥居があり、参道はさらに先まで延びている。時間があれば行ってみたかったが、残念ながら急ぐ必要があったために車に乗り込んで次の目的地に向かった。
コメント
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