ツアー2日目は丹後半島をあとにして出雲を目指すロングドライブ。朝6時に起床してゆっくり温泉に浸かった後、お宿の裏へ出て天橋立越しに上る朝陽を眼に納め、7時半からの朝食をしっかりいただく。やはりお米がおいしく、朝からお腹パンパン。そして8時過ぎに出発。この日は当初予定では最初の訪問地が武内宿禰の終焉の地である因幡国一之宮の宇部神社であったが、そのあとの青谷上寺地遺跡、妻木晩田遺跡は絶対にはずせないし、それ以上にはずせない菅谷たたら山内は16時が入館締め切りなので絶対に遅れるわけにはいかない、ということで宇部神社を早々にあきらめることにした。結果は大正解で、ここに立ち寄っていたらたたら製鉄の本場を見ることはできなかった。
今回の記事は、お宿を出たあと最初の訪問地である青谷上寺地遺跡までほぼ3時間、ひたすら走るだけであったが、途中にあったエピソードを紹介することにしたい。
出発前。お宿の裏はすぐに阿蘇海、右手には天橋立。
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前日のぐずついた天候から打って変わってスカッと爽やかな1日のスタート。
前日に引き続きOさんが運転するヴィッツは国道312号線を西に向かった。途中、朝の爽やかさがウソのように降りだした雨の中、籠神社に伝わる勘注系図に饒速日命が降臨した伊去奈子嶽と記される磯砂山(いさなごさん)を左手に見ながら久美浜湾のあたりで国道178号線に入る。これでついに丹後半島を1周したことになるわけだ。
さらに走って日本海に出る直前、餘部鉄橋の下にある道の駅「あまるべ」でトイレ休憩。
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ここは一昨年にも訪れ、近くの旅館「尾崎屋」で松葉ガニを堪能した。人生で最も満足度の高いカニ料理だった。餘部鉄橋は1986年の列車転落事故のあと、コンクリート製の橋脚に付け替えられたが、当事の鉄製橋脚の一部が残されていて大惨事の記憶を生々しく伝えてくれている。
178号線から9号線のバイパスに入り快適なドライブが続く。いつの間にか鳥取市を抜けて海岸沿いに出たかと思ったら「白兎海岸」の案内。因幡の白うさぎの舞台だ。景色の素晴らしさにつられて道の駅「神話の里 白うさぎ」で休憩することにした。
左手に見えるのが気多の岬。白兎は隠岐の島からここまでワニを並べさせた。
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この神話は日本書紀には記載なく、古事記と因幡国風土記が記している。出雲の大国主神の勢力がこの因幡国まで及んでいたことの表れだろう。
白兎神社。由緒不明、祭神は白兎神という。
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境内には白兎が体を洗った御身洗池があり、近くには白兎が身を乾かした山と伝えられる身干山があるらしい。
さあ、あと少しで青谷上寺地遺跡だ。
今回の記事は、お宿を出たあと最初の訪問地である青谷上寺地遺跡までほぼ3時間、ひたすら走るだけであったが、途中にあったエピソードを紹介することにしたい。
出発前。お宿の裏はすぐに阿蘇海、右手には天橋立。
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前日のぐずついた天候から打って変わってスカッと爽やかな1日のスタート。
前日に引き続きOさんが運転するヴィッツは国道312号線を西に向かった。途中、朝の爽やかさがウソのように降りだした雨の中、籠神社に伝わる勘注系図に饒速日命が降臨した伊去奈子嶽と記される磯砂山(いさなごさん)を左手に見ながら久美浜湾のあたりで国道178号線に入る。これでついに丹後半島を1周したことになるわけだ。
さらに走って日本海に出る直前、餘部鉄橋の下にある道の駅「あまるべ」でトイレ休憩。
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ここは一昨年にも訪れ、近くの旅館「尾崎屋」で松葉ガニを堪能した。人生で最も満足度の高いカニ料理だった。餘部鉄橋は1986年の列車転落事故のあと、コンクリート製の橋脚に付け替えられたが、当事の鉄製橋脚の一部が残されていて大惨事の記憶を生々しく伝えてくれている。
178号線から9号線のバイパスに入り快適なドライブが続く。いつの間にか鳥取市を抜けて海岸沿いに出たかと思ったら「白兎海岸」の案内。因幡の白うさぎの舞台だ。景色の素晴らしさにつられて道の駅「神話の里 白うさぎ」で休憩することにした。
左手に見えるのが気多の岬。白兎は隠岐の島からここまでワニを並べさせた。
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この神話は日本書紀には記載なく、古事記と因幡国風土記が記している。出雲の大国主神の勢力がこの因幡国まで及んでいたことの表れだろう。
白兎神社。由緒不明、祭神は白兎神という。
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境内には白兎が体を洗った御身洗池があり、近くには白兎が身を乾かした山と伝えられる身干山があるらしい。
さあ、あと少しで青谷上寺地遺跡だ。