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2013 冬 得浄明院 特別拝観の案内(京の冬の旅9)


写真は、一初の咲く本堂前

拝観期間:2013年1/10~3/18。
拝観時間:10:00~16:00
拝観料:600円

アクセス
京阪電車の祇園四条駅で下車し、八坂神社のある祇園交差点へ。
祇園交差点で左折し、東大路通に沿って2つ目の知恩院前交差点にある知恩院の大きな門へ右折します(華頂道)。
市バスなら12系統、31系統、46系統201系統202系統203系統206系統にて知恩院前交差点で下車すると、この辺りです。
しばらく進んだ左手に華頂女子中学・高校があります。
そこに細い道が左手にあるので、そこに入った奥に得浄明院があります。

見所
信濃 善光寺の京都別院です。
本堂:本尊 一光三尊阿弥陀如来、地下の戒壇めぐり
書院:伏見宮家伝来の勧経曼荼羅、御所人形

公開の頻度:B-3
例年春と秋に特別公開がありますが、事前に連絡しておくと通常時でも”戒壇めぐり”に入ることができます。

本来おすすめの時期は、やはり春(GW)の特別公開。
写真のように本堂前に”一初”がきれいに咲きます。
って書くと、「春にしようかな」と思われたでしょうか(笑)。
レアさでは正直少し劣ります。

拝観の詳細は、
・得浄明院
です。

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写真は、方丈前庭

通常は非公開の塔頭です。
2012年6/2の「そうだ 京都、行こう」会員プランや、2016年の京の冬の旅で公開されました。

門をくぐると前庭があり、ここだけでも結構きれいです。

右手奥の庫裏から中に入ります。  
左手に進むと、方丈の右手になります。
2016年の京の冬の旅では、表門左手から唐門をくぐり方丈にまっすぐに入りました。

方丈内陣には開祖の特芳禅傑像(右手)と弟子の大休宗休像(左手)がお祀りされています。
方丈の前庭は立派な松が左右にある、苔の枯山水庭園です。

方丈の奥の廊下を進むと書院があります。
手前に4畳半の間があり、その奥の5畳半の間が重要文化財の“御幸の間”です。

ここは大休宗休に帰依した後奈良天皇(戦国時代、正親町天皇の先代)が、度々行幸された際に使用された部屋です。
5畳半の部屋は中心が4畳半で、端の1畳は欄間だけで仕切られています。
そこに付書院や違棚があり、当時は本当に書院として利用していたそうです。
襖絵は当初は狩野正信のものだったそうですが、今は後年書かれた片山尚景のものです。
また4畳半の間の正面奥には立派な襖があり、あたかも武者隠しのような感じです。
ここを開けると、内部に小さな天皇の玉座があります。
天皇は大休宗休に帰依するものとして、上段には座れないとのことで、中と外の床の高さが同じにするように指示されたそうです。
かといって天皇と同じというわけにもいかないので、部屋の間の敷居だけを15cmと高くすることで結界とし区別したそうです。

御幸の間の前庭はわずか18坪ですが、工夫の凝らされた枯山水庭園です。
左手の石組を木曾の山中に見たて、右手の伊勢湾に流れ込む木曽川にもイメージ出来ます。
また右手の縁側から庭園を見渡すと、左手の石組は一見普通に“縁の外”にあるように見えます。
しかし縁を進み近くで見ると、その実半分程度は“縁の内”にあります。
これも庭園を広く見せるために遠近法を利用した結果だそうです。

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