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金剛能楽堂2 茂山狂言会 中盤(御苑周辺散策13)

写真は、玄関ロビー。

15:30再開です。

3つ目は“以呂波(いろは)”。
シテは茂山鳳仁くん(4~5歳)。
千五郎氏の孫で、初舞台です。アド(ワキ)は千五郎氏が務めます。

内容は、幼い息子に父が手習いを教える設定です。
最初から「イロハニ・・・」と一気に教えようとすると、息子は「そんなにいっぺんにはムリ」といいます。
そこで「イ」、「ロ」、「ハ」と順に教えるのですが、その度に息子は連想するものを言い出すばかりで埒が開きません。
そこで父は「すべてを真似ろ」といいます。
すると息子は父の言動のすべてを真似始めます。
命令口調もなにもかも。
これに怒った父は息子を引っ張り突き倒しますが、やおら立ち上がったは息子が今度は父を引っ張り突き倒すというオチです。

なんせシテが4、5歳の子。
ちゃんと出来るのかハラハラ。親の心境です(笑)。
しかしセリフもしっかり覚えているし、なにより所作がカワイイです。
癒し系でした。
約10分の演目です。

4つ目は小舞の“柳の下”と“宇治の晒”です。
シテはそれぞれ茂山竜生くんと、茂山虎真くんの双子の兄弟で、先の鳳仁くんのお兄ちゃんです。
それぞれ5分ずつぐらいの短い舞です。

こういうのは毎年観ていると、年々の成長が見えて面白いのでしょうね。




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