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下御霊神社(御苑周辺散策7)
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写真は、拝殿と本殿。
新島旧邸を出て左折し、丸太町通を越えて寺町通を約30m下がった左手に下御霊神社(しもごりょうじんじゃ)の鳥居があります(簡易地図)。
最寄りのバス停は河原町丸太町です。
丸太町通を西へ進み、寺町通を左折した先の左手です。
下御霊神社は上御霊神社と共に、平安時代に政争に敗れ、不遇の死を遂げた貴人らの怨霊を鎮めるために造られました。
有名なのは、桓武天皇の同母弟の早良親王です。
長岡京造営の責任者の藤原種継暗殺の嫌疑で幽閉され、淡路島配流の途中で亡くなりました。
拝観は無料です。
朱塗りの鳥居と神門を潜ると、左手に手水舎があります。
この水は御霊水と云われ、染井の井戸と同じ水脈です。
正面に拝殿、その奥に幣殿と本殿が合体しています。
本殿は聖護院宮の内侍所仮殿を移築したものだそうです。
本殿左手には梅があり、3月はきれいでした。
摂社は境内の右手から天満宮、4つ並んでいるのが斎部社(いんべしゃ)、大将軍社、愛宕社と日吉社。
右手の奥に神物宝庫があります。
本殿の左手奥中央に神明社、右手に八幡社、左手に春日社があります。
表門の左手に猿田彦社と垂加社、さらに右手に稲荷社があります。
山崎闇齋先生関係資料展観
毎年2/22と2/23の11:00~16:00に、垂加神道の創始者である山崎闇齋の資料が拝殿左手の書院で公開されます。
入口で拝観料300円を納めます。
内部は1室で、掛軸などは側面と床の間に、書簡は中央のガラスケースに展示されています。
展示内容は(番号は神社の目録番号)
1:山崎闇齋画像、2:山崎闇齋画像、3:垂加霊社霊号、4:山崎闇齋双親画像、5:山崎闇齋自筆本、6:山崎闇齋自筆本、7山崎闇齋自筆「文会筆録」断簡、8:山崎闇齋自筆七言絶句、9:山崎闇齋書状、10:山崎闇齋像、11:山崎闇齋遺言状、12:友松氏興画像、18:正親町公通短冊、19:正親町公通短冊、23:出雲路信直懐紙、25:浅見絅齋画像、26:若林強齋画像、32:谷重遠消息、34:安井算哲消息、36:門人誓文、特別公開:奉納下御霊社御脇差一腰。
2022/4/23~5/15まで非公開文化財特別公開で、書院にて寺宝が展示されました。
重文 霊元天皇御宸翰祈願文の複製、宸翰御懐紙、御料紙筥、御香爐、宝船画幅(狩野常信作)などが室内に展示されていました。
また屋外の拝殿には大宮御輿や若宮御輿などが展示されていました。
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