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高台寺 十牛庵1(旧清水吉次郎邸) 本館南側

写真は、本館の大広間。
元は両替商 清水吉次郎の邸宅 十牛庵で、今はひらまつが経営する料亭です。
庭園は7代目小川治兵衛の作庭、数寄屋建築の本館は上坂浅次郎と北村捨次郎によるものです。
アクセス
東大路通から高台寺南門通に入ります。
坂を登ると左手がねねの道と高台寺、正面は維新の道、右手奥が二年坂になります。
二年坂を進みます。
約50m先を左折します。
さらに約50m先の右手に、十牛庵の表門があります。
本館と別館(レストラン)があります。
本館は懐石が21,000円と31,000円ですが、平日の昼間なら14,000円のもあります。
別館は4階で、昼は6,000円、8,000円、12,500円、夜は10,000円と12,500円です。
通常は他のお客さんがおられるので、他の部屋を見たり庭園に出たりは難しいですが、2020年にNHKカルチャーの企画「高台寺 十牛庵 本館・庭園見学と京懐石」で、すべてのお部屋と庭園を見せて頂きました。
表門から既に重厚な数寄屋建築です。
その左手に鉄筋コンクリートの別館 不急館があります。
予約してその時間にお伺いすると、案内の方が待ち受けておられます。
表門をくぐり緩やかな石段の道を登ると、右手に玄関があります。
玄関を入ると左右に長い廊下があります。
この廊下は南北方向で、お部屋は奥のお庭に面した山側と、玄関側の市内側に分かれます。
玄関の正面左にかつての応接間で、今は客室になっている1間があります。
こちらの障子の桟が曲線になっており、見事です。
まずは廊下を右手に進みます。
廊下の天井の一部が船底天井になっているところもあります。
1番手前に18畳、書院造りのお部屋があります。
お庭の正面に面しているメインのお部屋です。
さらに奥にはお庭に張り出した舞台のある45畳の大広間があります。
庭側が板張りの舞台で、芸舞妓さんの舞や能などもこちらで舞われるのでしょう。
こちらの床柱は梅ですが、梅は大きくなる過程で曲がることが多いので、こんなにまっすぐなのは非常に貴重なんだそうです。
そしてこの上の2階は10畳間で、市内の景色が見えます。
手前には八坂の塔、遥か向こうには左大文字船形も見えます。
1番奥まで進むと、8畳の茶室 闊遥(かつよう)があります。
外はお庭の南側で、苔のきれいな露地庭園になっています。
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