本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

あっという間の 京都

2008-03-15 22:32:27 | 住職の活動日記
 日帰りの京都ながら、いろいろ出会いもあり、

有意義な一日でした。

 帰りは、やはり京都で夕食をとって帰りたいので、新幹線にしました。

飛行機もいいですけど、新幹線の時間も、結構本が読めて、これもまた

楽しいひとときです。

 一人の時は、いつも 「 ボーズ BOSE 」 の ノイズキャンセリングという

ヘッドホンをかけて、読書にふけります。不思議なヘッドホンで回りの雑音を消してくれ

るのです。一人静かな世界に身を置くことが出来ます。

 ( 終いに一人静かに涅槃に入っていくのですが …  )

 写真の新幹線のように あっという間に過ぎてゆきました。 
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はなくそ ??

2008-03-15 22:23:17 | 住職の活動日記
 ここ東福寺では、涅槃会に限って、特別のお供えが出るそうです。

なんと 「 はなくそ 」 というそうです。

赤い袋に書かれている文字を見ますと、納得!

『 花供御 』 とかいて 「 はなくそ 」 と読むのです。 でも…

『 御花供 』 と書かないのだろう。??

 お坊さまの話し方を聞いていると 「 はなくそ 」 と言わないで

「 はな くそう  」 とやわらかく発音されているようです。

 楽しみに、帰ってから開けてみると 「 おかきとピーナッツ 」 でした。

でも、亀田製菓の 「 柿ピー 」 とは違います。


 そういえば、子どものころ、十二月二十七日に餅つきがあって、お鏡とは別に

伸餅を作りそれを采の目に切って、乾かしておきます。涅槃会の前夜、祖母が火鉢で

その采の目のお餅を土鍋で炒って、あられにして、砂糖のような黒蜜のような? をまぶ

して、甘いあられをお供えしていました。

 それがとてもおいしかったのです。

昔は、涅槃会には、どこでもそういう 「 おかき 」 というか 「 あられ 」 を

お供えしていたのでしょうか。
 
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いた いた 猫がいた !

2008-03-15 21:48:42 | 住職の活動日記
 本山へ向かうタクシーの中、しきりに運転手さんが勧めるのです。

そしてパンフレットもくれました。3月14日から16日まで 『 東福寺 』 と

『 泉涌寺 』 ( せんにゅうじ ) 涅槃図 が掛かっているとのことです。

 
 会議は3時に終了、記念撮影の後、そそくさと東福寺へ向かう。

本堂に入るとその大きさに驚かされる。天地15メーターもある。

小学生に話しているお坊様の話で、猫が描いてある涅槃図は東福寺だったのか。

やはり、お母さまが投げた薬袋が届かないので、その紐をネズミがかじって落とそうとし

た時、猫が出てきて、そのネズミを食べちゃった、ので普通は書いてありません、そのよ

うな話に、子ども達から 「 へ~ 」 の声も起こり、しきりに猫を探していました。


 泉涌寺の涅槃図はこの東福寺のよりも更に大きく、上から一気に吊るせないので、途中

を棒で持ち上げて、掛けてあるそうです。ここもお邪魔したかったのですが、帰りの時間

もあり、あきらめました。でも、猫がいる涅槃図に出会えただけでも幸でした。


 写真の猫ちゃん、おわかりになられるでしょうか?

象さんの前足の足もとに小さく丸くなっているのが、猫ちゃんなんですが、画像が悪くて

すいません。
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やっぱり、本山の梅は違う!

2008-03-15 19:58:50 | 住職の活動日記
 昼食のうどんを食べて、雨の中、早速、庭ヘ

そしたら、真っ赤な梅が目に飛び込んできました。

『 きれいだな~ 』 『 やっぱ、違うよね ! 』 一人感動してみていました。

 本山の方は、いつも見慣れているのでしょう。 「 きれいですね 」 といっても、

「 あっ ぁ そうですね 」 との返事です。

 あっちからも、こっちからも眺め回しました。何枚もカメラに収め、バックとの感じも

一番と思い、この写真を選びました。

 桜は、まだまだ、固い小さな蕾です。

 でも、桜にしても梅も何気なく生えている木でも、どことなしか品があるというか

歴史もあるのですね。特に、桜・紅葉とか国宝になっている庭に木々は 『 太閤秀吉

』 の作になるものですから、全国の選りすぐった木々を植えてあるのでしょう。

 本山にいる時は、まったく感じなかったものが、訪ねていくと、どれもこれも実に、

素晴らしいものばかりです。
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総本山醍醐寺 全国宗務所長会

2008-03-15 18:37:18 | 住職の活動日記
  朝一番、雨の中、雲の中に向かって離陸。 空の上も雲 

ずっと雲の中を飛んでました。着陸態勢に入って雲が切れてくると、大阪の町が飛び込ん

できました。 『 ああ、大阪城 』 がこの写真です。

 全国宗務所長会、例年ですと、前日から泊りがけなのですが、所用が重なり、

日帰りということになりました。

 なにせ、朝一番の飛行機といっても、本山につくのは 10:30 過ぎ、

熊本は一番最後のほうの席だから、そっともぐりこめば、とたかくくってましたら、

「 遅れましてすいません 」 ( 席がない )

「 本蔵院さん一番前の席です。」 「 いつもと反対に今回は九州から順番です。」

なんと、議長さんの真前の席です。  ( 話が違うと思いつつ )

「 すいません 」 恐縮しながら、席へ

議長さま初め、管長さま、宗務総長、各部長さまの面々の前へそっと着座。


 来年、醍醐寺を開かれた 

『 聖宝 理源大師 』 ( しょうぼう りげんだいし )

1100年御遠忌 ( ごおんき ) 亡くなられて1100年目のご命日

ということで、色々行事が催されます。

 会議はそのことが一番の中心の話題でしたが、

宗務総長さんが毎回口をすっぱくして言っておられる、宗教法人の大事さ、

公と個人の区別、なかなか、理解が難しいような感じでした。

  ( お寺は法人であって個人の所有ではないのですが、ご老僧には難しいか? )
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