いま、宝塚は面白い
今年はいろいろな記念行事が重なり
町はとっても活気があるようです。
「 タカラジェンヌ 」 とかの響きがあり、
とても洗練された美を感じる、
歌劇の劇場へ通じる 「 花のみち 」 もあり、
とてもおしゃれな感じで、
歩道橋にしてもとても重厚で
存在自体が絵になっています。
たぶんこの歩道橋はとても古いよいうです。
1932年に開かれた、
「 宝塚婦人こども博覧会 」 の全図にも
「 陸橋 」 として描いてあります。
その 「 花のみち 」 には、桜も咲き、
足もとにはいろいろな草花が植えられて、
まさに 「 花のみち 」 です。
そして、宝塚の市花は 「 スミレ 」
宝塚歌劇では、
『 スミレの花咲く頃 … 』
という歌が歌われていますが
この劇団の団歌ではないようです。
そしてこの歩道橋を上がると、
陸橋の上にはこういうおしゃれな作りがあり、
向こうに見える 「 宝塚劇場 」 をバックに
格好の記念撮影の場所になっているようです。
足もとには、こういう花の図柄を埋め込んであり、
その横を見上げると、
一見ここだけ見れば、
ヨーロッパに来たような感覚になります。
そういう宝塚なのですが、 ??
「 」 という字が入っているので、
何か、古墳に関することもあるのか ?
と、 正式には 「 寶 」 と書き、
塚も 「 」 と、中に一本点が入っています。
阪急宝塚線も、
宝塚の前は 「 清荒神駅 」
清荒神清澄寺という真言宗の本山で 「 おくどの神様 」
その前は 「 売布神社駅 」 という神社があり、
その前は 「 中山観音駅 」 と、
ここも真言宗の本山で安産で有名なお寺です。
宝塚という華やかな雰囲気の反面、
どうも宗教臭いところもたくさん存在しています。
宝塚の名前の由来も諸説あるようですが、
一つには、
神功皇后のお母さんをお祀りした古墳、
「 高額 」 (たかぬづか) が
宝塚に転訛した、とも言われているようです。
1932年、昭和7年に開催された
宝塚婦人こども博覧会全図には、
「 武庫川にかかる阪急電車や宝塚大劇場、
花のみちなど、現在とほぼ変わらない街並みが、
ハイカラな色使いで描かれています。
モダンで華やかな古の宝塚を楽しんでください。」
とあります。
古墳時代からの歴史もあり、
宗教も開けた町でもあり、
宝塚歌劇ができて100年、
手塚治虫記念館ができて20年と、
その時代時代に応じた変遷をたどり、
今に息づいている町並みは
先人たちの努力の賜なのでしょう。
歩いて見て、ほっとするような、
劇場がある時は華やいで、
また、信仰の香りが漂う、
とても雰囲気のいい街です。