本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

香り立つ宇治の里

2014-05-19 21:10:30 | 住職の活動日記

「 夏も近づく八十八夜、野にも山にも

 若葉が茂る、あれに見える葉茶摘みじゃないか

 茜タスキに菅のかさ   」

 

 と、今は新茶の季節です。

近くのお茶の会社の近くは

とてもいい香りに包まれています。

 

 

    

 

いろいろのお店で、新茶が販売されています。

 

    

 

そういえば、四月ごろに茶畑を撮りました。

 

    

 

茶畑はこういう室で覆われていました。

 

気になりその場所を訪ねてみると、

もう新茶の茶摘みも終り、

 

    

 

藁の室は取り払われて、

 

    

 

ちょど片付けの最中でもありました。

 

この藁から出る 「 灰汁 」 が

お茶のタンニンの渋みを中和してくれるそうです。

 

 お茶を揉むのも、柿渋を引いた和紙の上で

手で揉んで針のように細くなるまで、

揉んでいかれるそうです。

 この近くにはまだこの手もみのお茶にこだわって

作っておられるお茶農家の方が

残っていらっしゃいます。

 

 

    

 

そして、お茶を入れる 「 茶箱 」 を作っておられる

お店もあり、宇治ならではの商いでしょう。

 

 以前、宝物館では 「 写真のネガ 」 の整理に

この茶箱を利用したものです。

 

 また新茶を頂きま~す。 

 

      

 

コメント
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