「 夏も近づく八十八夜、野にも山にも
若葉が茂る、あれに見える葉茶摘みじゃないか
茜タスキに菅のかさ 」
と、今は新茶の季節です。
近くのお茶の会社の近くは
とてもいい香りに包まれています。
いろいろのお店で、新茶が販売されています。
そういえば、四月ごろに茶畑を撮りました。
茶畑はこういう室で覆われていました。
気になりその場所を訪ねてみると、
もう新茶の茶摘みも終り、
藁の室は取り払われて、
ちょど片付けの最中でもありました。
この藁から出る 「 灰汁 」 が
お茶のタンニンの渋みを中和してくれるそうです。
お茶を揉むのも、柿渋を引いた和紙の上で
手で揉んで針のように細くなるまで、
揉んでいかれるそうです。
この近くにはまだこの手もみのお茶にこだわって
作っておられるお茶農家の方が
残っていらっしゃいます。
そして、お茶を入れる 「 茶箱 」 を作っておられる
お店もあり、宇治ならではの商いでしょう。
以前、宝物館では 「 写真のネガ 」 の整理に
この茶箱を利用したものです。
また新茶を頂きま~す。